<シリーズ “育てる” と “食べる” のいい関係づくり その2>
「土」
最近の都市環境は別として
本来とても身近で あってあたりまえのもの。
でも実際のところ
私たちは土のことを何も知らないかもしれない。
地球環境の変化を強く感じる近年
鍵を握っているのは「土」なのではないか。
そんな興味から選んだテーマです。
ゲスト講師は
土壌生態学者の 金子信博さん
実際に森やいろんな種類の畑で
土を採取し調べるフィールドワークと
知識としての学び
そして考察
そんなすべてを
たっぷり時間をかけて行います。
私たち人間と この大地と
この地球に生きる全ての命が
これからも健全な姿で生きていくために
今こそ 様々な角度から
「食」の世界と向き合うことが必要だと感じます。
楽しく学び 気づく3日間から
新しい行動が生まれることを願って
土を中心に広がる
立体的な学びと気づきの時間をぜひご一緒しましょう。

自分たちが今まで学んできた知識をつなぎ合わせる時間と空間です。
頭だけでなく、手も、足も、心も、自分の全体を使って、すべての いのち が、すべての事がらが、お互いに関係し合い、存在していることを腑に落としていきます。
つながりを知ることで、今まで学んできたいろいろがより生きたものとして自分の中で育ち、私たちの世界を広げます。それは自分の根を育て、いのちの基を作る作業でもあります。
楽しくワクワクしながら自分を育てる場所。自分の生き方を見つける場所。それが 「全体を学ぶ学校」 です。
と き
2025年10月11日(土)~13日(月/祝)
2泊3日
ところ
山梨県北杜市武川町の「古民家 鷲の家」と その周辺の自然
- 電車の場合の最寄駅
-
JR中央本線 日野春駅
- 車の場合の最寄IC
-
東京方面からは中央道 須玉IC
長野方面からは中央道 小淵沢IC、諏訪南IC など
講師・主な講座内容
金子信博(土壌生態学者)

土壌動物の多様性と機能を切り口として 森林の物質循環、里山の萌芽林、焼畑、土壌汚染、そして、耕さない農地の生態系について研究。
主要な著書に「土壌生態学入門 (2007)」「土壌生態学(編著)(2018)」「ミミズの農業改革(2023)」。
日本の大学院で初めてのアグロエコロジープログラムを福島大学大学院食農科学研究科に開設。
2024年3月、定年退職。
横浜国立大学・福島大学名誉教授。島根大学客員教授。
◆金子先生からのメッセージ
身近にありながら、よくわからない足の下の土について、感性と簡単な解析をつかって理解を深めたいと思います。
健全な土がないと、私たちの生存もままなりません。
大切な財産である土と将来にわたってどのように付き合ったらよいかについて、議論したいと思います。
岡田 淳(アースマンシップ)

東京都出身。
小さい頃から自然が大好きだった祖父や父と共に山、川、海の自然に親しみ、中学生の頃からは自然保護にも関心をもつ。
自由学園・理学部卒業後、アメリカ・ユタ州立大学で環境学を、コロラド・アウトワ-ドバウンド・スク-ルで野外教育を、トラッカ-スク-ルで先住民の教えを学ぶ。
帰国後は環境学、森林学、サバイバル技術、アウトドアスポーツ、先住民文化、武道など幅広い分野で長く指導を続けている。
野生動物的感覚の持ち主。
◆岡田淳からのメッセージ〜自然と身体を通して全体のつながりを体感する
アースマンシップが年間を通して世話をしている夏の森を実際に歩き、動植物の声を聞きながら、自然にとって生きやすい環境はどういうものなのかを考え、風が気持ちよく流れるよう森の手入れをしましょう。
また身体のもっている能力に気づく体験もあわせて行います。
これらは共に先住民のサバイバル哲学や生きる知恵から学ぶ時間です。
岡田 光(アースマンシップ)

料理すること、食べること、身体をつかって働くことが好きで、大学では食と農にまつわる社会の動きやアグロエコロジーをテーマに学ぶ。
大学の休学を機にアースマンシップの畑で自然農を始め、三井和夫さん(結いまーる自然農園)の研修生として学びながら、いろいろな野菜を育て、種を継いでいる。
アースマンシップの畑部部長であり、全体を学ぶ学校 運営スタッフ。
◆岡田光からのメッセージ〜田畑を通して全体のつながりを体感しよう
土を触る、タネを触る、草を触る、生きものと触れるを実際に体験し、私たちの食べているものと この地球のつながりを腑に落としたいと思います。今回は秋冬野菜のお世話、夏野菜の種採り、雑穀の脱穀、稲刈り、野菜の加工品作りなどの中から、その時の田畑の状況により作業内容を選びたいと思います。
岡田直子(アースマンシップ)

生きる楽しさや、手間を惜しまず丁寧に生活する楽しさを伝えたいと思っている。
手仕事、料理が大好きで、生活に関わる大切な技が代々引き継がれることを願い、
そのための消費者の役割に注目している。
全体を学ぶ学校 運営スタッフであり、全体の企画コーディネーター。
◆岡田直子からのメッセージ〜食や生活を通して全体のつながりを体感しよう
食事作りや掃除など、生活のための仕事が、実はいろいろな分野をつなぎ合わせる、とても大切な先生であることを一緒に体験したいと思います。今回も美味しい料理を通して、命が喜ぶ世界を味わいたいと思います。
※講師や講座内容はその時に最もふさわしいことを提供するため変更となる場合もありますことをあらかじめご了承ください。
集 合 *電車で来られる方・車で来られる方 共に
10月11日(土)11時25分 JR中央本線 日野春駅前
解 散 *電車で来られる方・車で来られる方 共に
10月13日(月/祝)16時30分 古民家 鷲の家
*お車でお越しの方はその場で解散となります。電車でお越しの方は日野春駅までお送りします。
対象と定員
高校対象年齢以上の方 15名
参加費 *分割払いもできます。
より多くの方にご参加いただくために、アースマンシップへの寄付金からの補填 及び スタッフのボランティアワーク強化により、参加費を以下のように変更させていただきました。
参加費は幅を持たせて設定しましたので、ご自分が払おうと思う参加費をこの範囲内からお決めいただき、申込フォームにご記入ください。
一般 ¥39,000
学生 ¥34,000
*学業に専念されている方が対象です。社会人学生の方は一般でお申し込みください。
*参加費は、アースマンシップ スタッフのボランティアワークやサポーターの寄付金により割引きされた価格となっています。
*参加費は授業料、食材費等期間中の滞在/生活にかかる費用、保険料を含みます。
*現地までの交通費は含まれません。
◆知っておいていただきたいこと◆
設定されている参加費は、このプログラムを実現するために必要な経費全てをまかなえる金額ではありません。
参加費がこの金額に設定できているのは、これを準備するための労力の寄付(ボランティア・ワーク)や、施設の無償提供、支援者からのサポートなどによって実現しています。
本来 教育は国などの助成があって初めて成り立つ職種です。
それを個人、あるいは小さなNPOが実現するためには、多くのボランティア・スピリットと趣旨に賛同しサポートしてくださる方の支援が不可欠です。
この学校が多くの方の役に立つ場として在り続けるために、「全体を学ぶ学校」「NPO法人アースマンシップ 」はサポーターを求めています。
また、参加費をもっと払えるという方はぜひご寄附をお願いします。
詳しくはこちらをご覧ください。
分割払いについて
参加したいけれど一度に参加費を払えないという場合は分割でお支払いいただくことができます。
ご希望の方は申込フォームの「参加費の支払い方法」で「分割払い」をお選びお申し込みください。
分割払いをお選びになった方には、別途「分割払い申込書・誓約書」をご提出いただきます。
その際に分割回数(2〜4回)、それぞれの支払い期日 及び 金額を申告してください。
■ 参 加 費:一般 ¥39,000
学生 ¥34,000
■ 分割回数:2回 ・ 3回 ・ 4回 の中からお選びいただけます。
■ 1回目納入期限:参加費振込期限(詳細案内でお伝えします)
■ 最終納入期限: 2025年3月15日
申込締切
2025年10月7日(火)
*ただし、定員に達し次第キャンセル待ちの受付に移行します。
