Earthmanshipのねがい
人は 何ができてもできなくても その与えられた命は尊く
意味があって今ここにいます。
知識や技術だけに頼る自信ではなく
生かされている自分のいのちに対する自信
をもつことができれば
今日という日が変わるはず。
自分の役割が見えてくるはず。
ここに来ると 生きているのが楽しくなって
なんだか元気が湧いてくる
ア-スマンシップは
そういう場所でありたいと願っています。
「全体を学ぶ」- すべてがつながる ということ
小学校から今まで勉強してきたことや受験勉強で覚えてきたことが、自分の中で生きていると感じますか?
色々な知識がつながって、ダイナミック(動的)に役立っていますか?
この地球上の生命の営みは、全てがつながっています。
山を豊かに育てるとその下の海が豊かになるように、すべての命は互いに関係をもち、助け合って存在しています。
現代の学校教育によっていろいろな知識は細切れに分けられ、全体のつながりを体感する機会がかなり少なくなった今、私たちに必要なのは分断された知識をつなぎ合わせる時間です。
ここには細切れに分断された知識をつなぎ合わせる時間があります。頭だけでなく、手も、足も、心も、自分の全体を使って学ぶことで、今まで学んできたいろいろが、より生きたものとして自分の中で育ち、世界が広がります。
そしてそれは同時に、自分を全体として捉える時間であり、人間が本来持っている直感力を取り戻す時間でもあります。
与えられる知識や感覚ではなく、自分で獲得する知識や感覚が自発的に育っていく可能性にワクワクする場所。
そして自分の「生き方 way of life」を見つける場所。
それが「全体を学ぶ学校」です。
学びの構成
学びをリードする人たち
1996年にアースマンシップを立ち上げた岡田淳と岡田直子に加えて、それぞれの分野で活躍する専門家が、自分も共に学ぶ気持ちで参加します。
学校の形態と対象年齢
講師と参加者が寝食を共にしながら学びます。
できるだけ休日に合わせる形で、その回ごとに必要な日数が設定されます。
対象年齢は高校生(対象年齢)以上、上限なしで、あらゆる年齢層が参加できます。
参加についてのルールは「本人が参加を希望していること」です。
多様性と多層性が生み出す学びのおもしろさをぜひ体験してください。
学び場
南アルプス山麓の山梨県北杜市武川町にある、江戸後期に建てられた古民家と、その前に広がる広い畑と、その少し先に広がる森がメインの場所ですが、プログラムの内容によっては、奥多摩の手つかずの渓谷「風の谷」が教室となることもありますし、時にはアースマンシップのフィールドではない場所に出かける場合もあります。
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総合案内
学びの内容例
【自然から学ぶ】
アウトドア | 健康と安全の確保、ロープワーク、レスキュー法、キャンプ技術、道具について、他 |
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サバイバル | サバイバルの基本と哲学、災害時の心得、安全な動き方、武道と護身 他 |
自然と環境 | 自然環境とエコロジー、自然観察、環境の保全・再生、気象、森の手入れ(ケアテイカー)、先住民の知恵 他 |
アウェアネス | 察知力と洞察力、五感の使い方、感覚の広げ方、ワイドアングルヴィジョン、トラッキング、瞑想、ヴィジョニング 他 |
【生活から学ぶ】
手仕事 | 生活の中で必要な手仕事の知恵を知る、実際の作業、染めと織り、木工、建築とたてものについて 他 |
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農 | 食べられる庭のデザイン、土壌について、種子について、作物について、いろいろな農法について、農作業 他 |
家事 | 食事作り、食材についての知識、食べるということの意味、その他生活の中で必要な労働の知恵を知る 他 |
文化 | 日本のクラフトの様々と歴史(器、布、たてもの他)、茶道・華道・書道について、民藝運動について 他 |
【身体から学ぶ】
身体と健康 | 自分の身体を知る、身体の構造、ボディとマインドの関係性、感覚、身体とコミュニケーションの関係 他 |
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命 | 性について、お産について 他 |
コミュニケーション | ツールとしての言葉、ジャーナル、ダイアローグについて 他 |
音楽 | 感じる・表現する、声を出す、歌う 他 |
【社会から学ぶ】
経済 | エコノミーとは、お金について 他 |
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国際関係 | 世界の動きと日本、開発とは 他 |
社会運動 | アグロエコロジーについて、コミュニティについて 他 |
政治 | 仕組み、選挙、自分との関わり 他 |
リテラシー | メディア・医療・エコなどの分野について |
【全ての基礎となる心を学ぶ】
すべての学びを通して、人として生きるための土台となる、心を伝えます。
それはアースマンシップがもっとも大切にしていることです。
キーワードは「感謝」「リスペクト」「謙虚」
どんなことをするのか
▪️授業はその時のテーマを入り口に、様々な角度から全体のつながりを学んでいきます。
▪️自然の中で行うものと屋内で行うものがバランスよく配置されています。
▪️講師の話を聞いたり、身体を動かしながら体験した後は、自分の中にあるものをシェアしたり、一人になる時間を持つことで、受け取ったものを消化し腑に落としていきます。
▪️1日の流れは…
起床〜身体を目覚めさせるワーク〜授業〜食事の支度・ブランチ・片付け〜授業〜食事の支度・楽しい夜の時間(夕食・バータイム・片付け・お風呂・自由時間)〜就寝
▪️食事作りや片付け、掃除は毎日みんなで一緒に行います。
講師 *回によっていろいろな講師が参加します。
ゲスト講師
各回のテーマに沿った講師が参加します。
岡田 淳(自然・環境・サバイバル・身体)
野生動物的感覚の持ち主で、人と自然をつなぐプロ
岡田 光(農・食)
アースマンシップの畑担当。自然農をベースに種、作物、土など全ての命との関わりを楽しんでいる。
その他 回によって 分野ごとにいろいろな講師が参加します。
・印鑰智哉(食を中心に社会・環境問題を追うフリーの活動家)
・大石高典(生態人類学者)
・纐纈あや(映画監督/やしほ映画社)
・日高 保(設計士/きらくなたてものや)
・西郷美炎子(馬頭琴奏者)
・Koa Weaver 佳奈(種子の研究家)
・村上浩康(映画監督)
・青木亮輔(林業家/東京チェンソーズ)
・竹倉史人(人類学者)
・石垣昭子(染織家)
・原 千絵(染織家)
・三井和夫(自然農のお百姓さん)
・安部正成・安部恵津子(Taqueria ABEFUSAI)
・浦川治造(アイヌの長老・東京アイヌ協会名誉会長)
・浦川まき子(マキコランド)
・本間真二郎(医師・七合診療所 所長)
・石垣金星(郷土史家・伝統芸能継承者)
・森本孝房(エコツアーガイド)
・村上亜紀子(Beehive・村上養蜂)
・甲野善紀(武術・身体技法研究家)
・菊池暢子(酪農家)
・アーサー・ビナード
【全体統括・コーディネーター】
岡田 淳・岡田直子
- 2024年度
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第1回 <シリーズ “育てる” と “食べる” のいい関係づくり その1>
未来への希望 小規模家族農業と酪農の世界
ゲスト講師:三井和夫、菊池暢子
9月14日(土)〜16日(月/祝)
第2回 今地球で起きていること〜そもそもの大前提を再検証
ゲスト講師:アーサー・ビナード
11月22日(金)夜〜24日(日) - 2023年度
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第1回 ミツバチの世界
ゲスト講師:村上亜紀子
5月5日(金/祝)〜7日(日)第2回 古武術に学ぶ 身体の動きと全体性 〜今を生きる知恵と技〜
ゲスト講師:甲野善紀
9月16日(土)〜18日(月/祝) - 2022年度
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第1回 〜身体の持つ力 徹底検証〜自分の中にある安心安全な守り神
ゲスト講師:本間真二郎
4月29日(金/祝)〜5月1日(日)
第2回 〜島から学ぶ〜全体性と繋いでいくことの意味
ゲスト講師:石垣金星、石垣昭子、森本孝房
6月25日(土)〜29日(水)
第3回 ネイティブ・アメリカンの教え
ゲスト講師:岡田淳
10月8日(土)〜10日(月/祝)
第4回 地球のケア・テイカーになろう!
ゲスト講師:岡田淳
11月26日(土)〜27日(日)