早春たき火塾2022 レポート&参加者の感想

2022年1月9日(日)に開催された24年目の「早春たき火塾」。
少し雪の残る地面と青空と風の谷のたくさんの命に見守られて、その場にいた一人ひとりがかけがえのない時間を持つことができました。
参加された皆さんの感想と写真でレポートします。

新年にふさわしい、神聖な気持ちになりました。
真冬の森の中なのに、火のそばにいるだけで寒さを吹き飛ばすパワー。太古の昔から、こうして人間は火と共に生きてきたのだなぁと直感的に理解できただけでも来てよかった。
「灰になるまで見届ける」
「火が消えたようでも、くすぶりがあれば何度でも燃える」
火の命とは、まことに人間の命だなぁと思いました。
(命を燃やすとはよく言ったものだ…)

子供が生まれる前、5年ほど、アメリカでメディスン(ネイティブ・アメリカンの教え)を学んでいたことがあるのですが、日本でも何かできたらいいなと考えている中での出会いで、懐かしくも新鮮で、とても楽しませてもらいました。
思い返すとたくさんの仲間と火を守り育むことはしてきましたが、自分だけの火と過ごすというのは初めてで、自然の中での火との対話がプチビジョンクエスとのような豊かな時間でした。
すぐに言語化できるようなわかりやすい学びというよりは、忘れかけていた感覚を思い出させてくれたり、大切な問いを持ち帰るような時間になったように感じています。

少しだけ雪が残っていた久しぶりの奥多摩に来ることができました。
気温も低すぎず、たき火日和でした。
今回は赤ちゃん火を誕生させてから、火が燃え尽きるまで、時間が短かったと感じました。
私の一生もどんどん短く感じているので、同じでしょうか。

久しぶりに参加させていただくことができました。
一年の最初をたき火塾で始められることは、やっぱりありがたく嬉しいことです。
今年はいつにも増して火を保つことが難しく感じられ(薪の湿気のせい?それとも私の邪念のせい?)苦戦しましたが、教えていただきながら楽しむことができました。
豚汁も美味しかったです。

火をつけることができてよかった!!
今度は火種も自然のものからやってみたいと思った。
年始に北海道白老にある「ウポポイ」というアイヌ文化の施設に行ってきて、特に火のカムイを大切にしていると言っていたので、それを改めて実感した。
前日の夜から奥多摩に来るまで、なんか気分がすぐれなかったが、自然の中でゆっくりと過ごし、整った感じがする。

雪、氷、水、岩、葉、木、風、太陽、ツララ、人、食べ物、鳥、音、香、コケ、ケムリ、空気、暖、トイレ…生き物…
なんて豊かな安心な時間を過ごさせていただいたのでしょう。
ありがとうございます。
子どもの頃よく一人でこんなことしてたなーと、びっくりするほど変わっていない自分と、変わった自分。日陰だった場所(たき火をしていた所)はどんどん日が射し、太陽とたき火が一緒になりました。

火はギフトだった…
それを改めて納得する機会となりました。
アイヌ民族にとって火は今でも一番大切な神(カムイ)で、家の真ん中に鎮座する神。暖を与え、明かりを与えてくれる神だから。
火は恐ろしいもの、コントロールできないから崇め奉るものと思っていましたが、今日はそれが覆りました。ありがとうございました。
“一緒に” ではなく、“ひとりずつ” というのもとても良かったです。

楽しい!の一言に尽きます。
自分で木を探して、自分の火を自分で育てることが、本当に楽しかったです。
キャンプでたき火はたまにするのですが、買った薪を燃やすより、自分で焚きつけを探してみるのもいいですね。火を敬う心、忘れないように生活します。

森の中で川のせせらぎを聞きながらたき火をする。
綺麗な川の水とありがたい素材から作られた豚汁をいただく。
新年最初のこのイベントは、毎年欠かせない、大地(グレート・スピリット)とつながる大切な神事です。

風の谷は初めてで楽しみにしていました。
杉の葉はすぐ火がつくのでびっくりしました。
久しぶりできれいな川のそばで過ごせました。
火を“敬う” 山、樹、自然、何かを敬うというのが自分に欠けていたと気づきました。
川の水が甘くておいしかったです。

今回は朝から気持ちよく起きることができて、たき火もマッチ1本目で着火でき、終始気持ち穏やかに楽しめました。
晴天の下、自然の中で今年もたき火ができたことに感謝です。豚汁も本当にいつも美味しくて、3杯おかわりしました。毎年開催してくださってありがとうございます。

初めてのたき火体験。見るのとやるのは大違い。何事も体験してみないとわかりませんね。
神聖な森の中に入り、火を起こして最後まで見届ける。一つの大きな物語を作ったようで大満足です。たき火のお守りで、森の声や川のせせらぎに気がついたのは最後になってからでした。

初めての時は勝手がわからず、火が消えてしまうことを恐れて、たくさん木をくべて、なくなったら山に取りに行ってと忙しかったですが、今回はコツをつかんだので、のんびりと火に集中できました。一度ついた火は簡単に消えてしまわなくて、火は見えなくても奥の方にちゃんと火種が残っていて、何回でも復活することがわかりました。
人生と重なる。

たき火は好きで、自分でも火を作ることがあります。その度に思うことは、人は(私は)生活に戻ると謙虚さを失いやすいなということです。知らず知らず自分の声も自然の声も聞こえなくなって、「うゎっ!マズイッ!」と我に戻る感じがします。
火を育てることは自分を見つめることであったり、自分を取り巻く全ての存在一つ一つが大切なものであることを教えてくれるなと、改めて思い返すいい時間だなと思っています。
今回自然の中で、大地の上で炎を育て、見届けさせていただける時間を過ごすことができて幸せです。ありがとうございました。
大自然と、スタッフの皆様と、一緒に過ごしてくれた全てに感謝です!

「火を育てる。火を敬う」たき火を初めて経験したが、岡田さんのその言葉通り、火に対する見方が変わりました。今日はまだ火にもてあそばれている感じで、あるいはなれない子育てに奮闘する新米の親みたいに、火につきっきりでした。
自然の中で、自然に溶け合ってたき火をするというところまではとても到達できませんでしたが、回数を重ねれば、少しはそこに近づくことができるかもしれません。

奥多摩の自然の中でゆったりと時間を過ごせて気持ちよかったです。
自分でたき火を起こして “育てる” という感覚を初めて体験しました。
自然と風向きにも注意したり、細い枝、太い枝、それぞれに燃えるスピードや燃え方に違いがあり、ずっと見ていられました。
自分も“いち” 生き物として、必要なことは全て知っているという自分への信頼と、単なるひとつのいのちでしかないという謙虚さを大切に生きようと、改めて年始に自分の軸を体感として得られて、非常に有意義な時間でした。

昨年初めてたき火塾に参加し、とても楽しかったので、今年もとても楽しみにしてきました。
雪の影響が心配でしたが、無事開催されよかったです。
昨年は火が消えてしまいそうになり、とても慌てて落ち着きませんでしたが、今年は昨年より落ち着き、火と自分と向き合えたような気がします。
仕事がずっと在宅となり、行動範囲も狭く、視野も心も狭くなりがちでしたが、風の谷でゆっくりじっくり心落ち着く時間を取れたこと、感謝いたします。

何度か参加していて、初めて最初のマッチで火が生まれました。
いつもよりも火に集中することができて、良い年明けになりました。
豚汁も美味しかったです。

念願のたき火塾に初参加。今までたき火をキャンプ等でしても、火の扱いは苦手で、私がさわると火が弱くなってしまうばかり。うまく育てられるかドキドキしながらの参加。淳さんに火に対する向き合い方や、薪の組み方をしっかり聞いて実践。1本目のマッチでは、うかつにもマッチの芯にすら火が燃え移らず。気を取り直して2本目でちゃんとついた。嬉しい。その後も順調に火を育てることができて、火に対して少し自信がついた。
でもまだ火を育てるという点では、あわあわすることもあったり、じっくり向き合えずふわふわした気持ちだったので、次回はゆっくり落ち着いてmyたき火を作っていきたい。たき火と豚汁で暖まって、それほど寒さを感じずに過ごせた。

思っていたよりもたき火が楽しかった。
岡田さんの道すがらの解説も良かったです。
久しぶりのたき火に、はまりそうな感じがします。
豚汁も美味しく暖まりました。

大人の火遊び、とてもとても楽しい時を過ごせました。
東京都下で裸火が可能な自然に囲まれた場所。これからも奥多摩の自然が保たれ、こういった自然に戻る体験イベントが続けられることを祈ります。
川のせせらぎ、葉ずれ、風の音、そしてたき火のパチパチという弾ける音。目も耳も、そして肌でも何かを感じられた1日でした。そうそう、においもです。

今年もこの場所でのたき火で1年を始められたことに感謝です。
こんな世界だからこそ、母なる大地と共に歩んでいける強さとしなやかさを持てたら…と心から願います。

やっと参加できました!10年越し(笑)
自分の火を起こす。命のようでした。
途中は子育てみたいだなぁと思いました。初めてで、不安で、下手くそで。うまくやろうとして、たくさんエネルギー(木の枝)を使ってしまった。きっとうまくなると、少しのエネルギーで楽しむ余裕も出てくるんだろうなぁと。と同時に、初めてのことはいつもとても楽しい!知らないことを知る時間の中にも、自分の人生でのパターンも見え隠れして、いいメディテーションになりました。
自分の火で温めたごはんとパンが美味しすぎました。

“火を見る” 時間が少なかった。今、この時間に振り返ると、どうしても“火を作る” になってしまったように思います。薪をくべないこの時間になって落ち着いてきました。
今から白い灰になるまでの時間を心静かに愉しみたいと思います。

ゆったり過ごせた1日でした。町中でたき火はできないので、自由にそばで拾った木や枝を燃やせるのはサイコーに楽しいです。
「おじいさんは薪拾いに行きました」という文章が頭の中を流れていました。
これが一人ぼっちで道に迷った時と考えると、ずっと燃やす続けるのは大変だなぁと思います。
山に行くときはマッチと食べ物を持っていこうと思います。
これまで淳さんに教えてもらった水の流れと山の保全についても考えました。

火を絶やさないことに没頭し、雑事から解放された。
火は赤子と同じように扱うように ということが心に残った。
小さなたき火だったが、暖かく、またジャガイモもお餅も焼け、改めて火のありがたさを感じることができた。

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