いのちの自然塾2022 レポート

7年のお休みを経て再開された「いのちの自然塾」。
なぜ7年も休んでしまったのか?と改めて聞かれて思い出したのは、自然の摂理に沿った生き方を伝えても伝えても、どんどん自然とかけ離れていく世の中の動きに、少し大げさに言うと絶望したこと。疲れたこと。
その結果、伝えたいと言う意欲が限りなく減ってしまって、続けることが苦痛になって、少しお休みすることを決めたのでした。

それからいろいろなことがあって、相変わらず世の中の多数派の動きは私の願うものとは反対の方向に向かっている中で、昨年一人の若者から「なぜ “いのちの自然塾” をやらないのか」と言われて、ハッとしました。
その昔、「絶望している暇はないよ」と授業でサティシュ(クマール)に言われたじゃないか!って。
自分たちのいのちのスタート地点であり、希望と喜びに満ちた「誕生」の姿を伝えないでどうする。
全てがそこから始まるといっても過言ではないその時のことを、産むという側面と生まれるという側面から伝えたいという気持ちがまたどんどん育っていって、ついに再開となりました。

いのちの自然塾は、産むための情報を伝えるプログラムではないので、対象者は「生まれてきたことのある人」です。
産む と 生まれるーこの2つの側面から「誕生」という出来事を腑に落とし、自分の身を振り返り、今後の心身の健康のために役立ててもらいたいと、私は考えています。

今回も参加してくださった方と思いのシェアをする中で、改めて「誕生」の奇跡に心が動かされました。
お産の形は生まれてくる人の数だけあります。それは生まれてくる子どもがひとりとして同じ子がいないから。
だから教科書的な正解など存在しません。
私は自分の経験から感じたこと、気づいたことを皆さんとシェアすることで、ひとりでも多くの人がこの「産むと生まれる」を自分ごととして身に引き寄せてもらえたらと願っています。

ここに、参加してくださったみなさまからいただいた感想をご紹介します。そこからこの会の様子を感じ取っていただけたら幸いです。

ご参加いただいたみなさまと、2002年のスタート時から講師として参加してくださっている土屋麻由美さんに、心から御礼申し上げます。

岡田直子

追伸:次回は2023年3月25日(土)または26日(日)の開催です。

参加者の感想

出産のことに対し、考え方やイメージが大きく変わりました。子どもが意思を持っていることを、一番初めに知る瞬間でもあると思いました。またお二人の体験談がとても面白かったです。お産の知識も増えました。
最近の病院での出産の現状を知りとてもびっくりしました。母親が子どもに対して協力する立場であり、手助けをする立場であるということも聞き納得しました。他人事のように出産する人たちの話を聞き残念に思います。貴重なお話をありがとうございました。

お産のこと、“いのちが生まれること” への感謝の気持ちがわいてきます。
出産がこわい、痛いというネガティブなイメージから、お産は楽しい、また産みたいって思える出産を知って欲しいと思いました。つい頭でコントロールしてしまうけど、自然とつながって生きたいなぁと、今日のお話を聞いて改めて感じました。自分のいのちに感謝して、大事に全うします〜!

出産のお話を楽しそうに、時に涙が出るほど笑っている姿がとても印象的でした。
未知のものに対して「怖さ」を持つのではなく、それが興味やワクワクするものになれば、出産はポジティブなものになるのだと感じました。
大人の方が言葉を使えるから「子どもを産む」という表現になりますが、本来「子どもが生まれてくる」ものなんだなと思いました。
妊娠中はママと子どもの共同生活で、子どもの主張が強いというのも、子ども目線で考えていて、そんな目線でいられるようになったら、妊娠・出産がより楽しめるような気がします。これからの楽しみがまたひとつ増えました。

本当に楽しい時間でした。お産のことをこんなに楽しく、笑顔で語ってくれる人に出会ったことがなかったので、お産のイメージがだいぶ変わりました。
陣痛が痛かったり、生まれるまでの何ヶ月、辛いこともたくさんあるかと思うのですが、何事も捉えようかなと。
自分の中で新たな生命が宿るという不可思議な体験を想像するだけでワクワクします。いつか体験したい!

お産について今までネガティブなイメージしかなかったのですが、今回ポジティブなイメージで上書きできてよかったです。
3,800gで帝王切開で生まれたこともあり、両親は妊娠・出産に対して大きなトラウマを抱えていました。私自身もバーストラウマを負い、何も知らないはずの出産に対し、ただただ恐怖の感情を抱いていました。
今までの私だったらまず参加しない講座だったと思います。今日の話を楽しく聞けたことに、自分の変化を実感しました。お産に対するイメージを変えてくださってありがとうございました!

おもしろかったです!
自分もすごく小さいところからここまで大きくなったし、生まれてきたということを改めて振り返って、支えられながらもすごいことをやったと感じた。
命を授かれるように、身体と心を整えて生活をしていこうと思います。

土屋さんのお産、直さんのお産、淳さんのお産、それぞれの視点でその瞬間を “感じていた” というイメージで、ああ それでいいのか、とストンと落ちてきました。
子どもが主役、それを助けられるように、ということと、頭は置いて解放する!ことを覚えておいて、あとは感じるままにやってみたいと思いました。
いつ授かれるかわからないけれど、赤ちゃんが心地よいと感じてくれるように、自分の身体を大切に扱って、楽しく生きていきます!

1分1秒 聞き逃すまいと、大変楽しいお話でした。
自分もそうして生まれてきたはずなのに、お産と自分の距離があまりにも遠く、選択することすらぼんやりしていたのですが、少し距離が近づきました。
赤ちゃんに備わっている力、偉業を成し遂げて皆生まれてきたのだ、という言葉に幸せを感じました。
人間って小さな地球なんだよなぁ。
自分が生まれた。ダイナミックかつ気の遠くなるほど繊細な営みに、感謝して、自信を持って生きたいと思います。

より一層、妊娠〜出産時期の体の変化が気になりました。経験してみたくて仕方がない一方で、自分の興味で産みにいこうとしていいのか(興味だけで命を産み落としていいのか)、悩んでいました。でも最後お話をしている中で、自分の意思だけで誕生するわけでもないから、そういった思考回路から抜けたいなと思いました。(何かがまだ引っかかっているので、ちょっと時間かかりそうですが…)

こんなにお産を楽しそうに話す人たちを初めて見ました!
お産の時もそうだし、育児に関しても、自分がどうにかしようとしないで(邪魔をしないで)、その子の生きる力を信じて手助けする。11月に参加した「森のケアテイカーになろう」で森に入る前の心得としてお話しされたことと通じるものを感じました。
また、自分の身体や命というものを知るために、季節に沿って生きることはやっぱり自然なことなんだなと思いました。夏に食べられる作物を年中食べていたら、それは冷えますよね…。
ひとつのことを気にかけようと思えば全体に関わる。そのことを今回も考えました。私は本当にアースマンシップのコンセプトが大好きです!

うらやましいな〜が一番正直な気持ちかもしれません。自分の出産(10月10日)や産後含め、直さんや土屋さんとは違うもので、トラウマ的な部分も大きくて、でも大切には思っているので、今日、8年経って、自分の経験や気持ちを整理できたらと参加しました。
淳さんのお話は最高に笑ってしまいました。
淳さん、直さんの経験や心持ちはとても素敵で、自分ととっても重なる〜ってものではないけれど、お話を聞けてよかったし、少人数でお話しできた時間も、自分の気持ちが少し整理されて、そしてよかったことも思い出しました。
出産前後について、こうやって話せる場は本当に大切です。参加できてよかったです。
生まれたことだけで、もうスゴイ。

今日こうして直接お話を聞いたり、コミュニケーションをとることができて、本当に良かったと思いました。アースマンシップに来て本当に良かったです。
私は出産経験はないのですが、今回のお話で、自分が生まれてきた力を感じることができたような気がします。
「自分を受け入れる」ことに対してここ数年悩んでいて、本を読んだりしていたのですが、今日の話で「私たちには自ら育つ力が備わっているんだ」と腑に落ちた気がしました。
お産は人それぞれで、その体験を自分がどう捉えるかが大事だと学びました。
何でも情報が入る時代だからこそ、自分で選択していくことを気をつけて生きていきたいです。
お話をしていただけてうれしかったです。

とっても興味深かったです。
中高6年間男子校で、なかなか女性の身体のことを知る機会がなかった反動か、なかなかに興味がある今があって。
神秘だなーと思いながら、つわりにも、陣痛にも、すべてそれが起こるには理由があって、自然なことなんだということや、子どもがお腹にいる時から個性爆発させているんだってことが、なんともおもしろくて感激でした。
小学校でもやりたいなー。伝えたい。
羊水は海。
(小学校の授業で)エッセンスを入れていくぐらい挑戦したいなって今思っています。

楽しい出産の話が聞けて良かったです。
参加者の方とお話できたのも良かったです。ありがとうございました。
私も楽しめるよう頑張ります。
淳さんのお話も感動しました。

赤ちゃんの生まれてくる力を信じることと、普段 畑をする中で種の生命力を信じることがとてもよく似ているなと感じました。
初めての、念願のお産講座に出られてうれしかったです。

生まれてきた自分を信じる。
これを思い出すことができたら、皆自信を取り戻すことができると思います。
直さんと淳さんのお話。いいお話を聞けてよかったです。

このテーマで自ら学ぶ場を探す、もしくは、自ら学ぶのはなかなか難しいため、本当に貴重な時間となりました。
教育機関で働いているため、保健室で女子生徒から体に関する相談が増えてきたように思います。相談する場として保健室が利用しやすくなったこともありますが、自分の体について悩むことが増えてきたのかなと思います。
お三方のお話がとてもおもしろくて、初めて聞くことも多く、楽しい時間でした。
「生まれること」は人にとって当たり前、身近なことですが、どうしても触れがたい内容になってしまっているように思います。ですが、今回お話をうかがって、もっと身近にすべきだなと思いました。子どもたちにも身近に感じてもらえるよう、これからの言葉かけに生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

とても楽しい時間をありがとうございました。
赤ちゃんがお腹の中で過ごしている世界の話(羊水を飲んでいる、おしっこをしている、しゃっくりをしている)がとてもおもしろかったです。お腹の中で意思をもって生活しているように感じました。
生まれたては目が見えなくても、お母さんのおっぱいに向かっていくという話は動物と同じ(当たり前だけど)で新鮮でした。
みんなに楽しいおもしろいお産を体験してほしいです。私も味わってみたい!
母乳だけで育てなきゃ、とか、いいもの食べなきゃ、などと思いつめず、自分のできるところから取りかかることが大切だなと思いました。

お産に抱いていたネガティブなイメージがなくなり、自然としての人間のエネルギーが働くすばらしい出来事なんだと思った。人はお腹にできた時から個性があり、育ち、自分の力で生まれてくる。その事実に気づかされた。そのように生まれた子どもに、母親が、社会が、生まれ持った個性や力を信じて応援、手助けしていければいいなと思う。
また自分自身も社会の“型”に達していないこと、できないことで自信を失うことがあるが、生まれてきただけで、自分自身を褒めて大切にしようと思え、心が癒された。本日は楽しい、学び多い時間をありがとうございました。

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