早春たき火塾2024 レポート

2024年1月7日(日) 奥多摩 風の谷にて

アースマンシップ恒例の年初めプログラム「早春たき火塾」。
今までで一番暖かかった と言う声がたくさん上がった当日は
青空の美しい1日でした。
24名が育てたそれぞれの「火」は その時の その人の「火」でした。

奥多摩駅にみんな元気に集合。
今年はJRのダイヤが一時的に変更されていて、西東京バスとの連絡の悪さがピカイチに。
でも西東京バスの皆さんと参加者のご協力により無事全員で出発することができました。
今年はいつもより暖かいのか、いつも私たちを楽しませてくれる林道脇の氷柱がありませんでした。

風の谷に到着しひと休みの後、たき火の授業が始まります。
具体的なテクニックの話とともに、心のあり方、持ち方の大切さもお伝えできたかなと思います。
謙虚な心があって初めて生きる技術です。

いよいよ自分のたき火を育てる時間。
まずは場所選び。そして薪集め。
苔へのダメージも考えてたき火場をセットします。

そして恒例の美味しい豚汁。
今年は忘れなかった七味!
それぞれが持ってきたいろんな焼き物も楽しみます。

真っ白な灰になるまで燃やしきる時、あらためて自分の命と火の命が重なって見えてきます。
そして最後のシェアリング。

*ここに掲載されている写真の中には参加者の方が撮影されたものが含まれています。素晴らしい写真を提供してくださった方に感謝します。

参加者の感想

初たき火、とても楽しかったです!火を扱う怖さと、火を作るワクワクが合わさって楽しさが倍増しました。
「木を集め、木を組み、火を点ける。」知っているけど、実際におこなう機会はほとんどない中、自分はやりたいようにできたかと思います。本当にみなさん一人ひとりが自分のたき火と向き合っている様子がなんだか心地よかったです。最初はソワソワしていましたが、自分の日と向き合うことができたと思います。豚汁も美味しかったです‼︎

Earthmanshipのプログラム、初めて参加させていただきましたが、1日の気軽な体験だったので楽しめました。
1人でたき火をつくったことがなく、普段自然で過ごすこともほとんどないので、とても気持ちがよく、自分の自信となる経験となりました。団体行動が苦手なので少し不安もありましたが、ほどよく放っておいてくださったので、少し離れたところでたき火をつくり、周りを散歩できたのも、自分のペースで楽しめたのが心地よかったです。きっと自然との共存も火の扱いも奥が深いと思うので、少しずつできることを増やし、自分の糧にしてきたいと思いました。
豚汁、とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

普段、とても要領が悪いので、1人で火をおこせるのかと思いましたが、1人で最初から最後までできたことがよかったです。1人だからこそ丁寧に一つひとつ「こうかな?ああかな?」と工夫ができました。
1年の始まりに貴重な時間を過ごせました!

最初は焦ってガツガツしてしまったが、必要なものはすべてふんだんに与えられている。
恵みの豊かさに触れた気がした。火を育むというプログラムの軸がすばらしかったです。
自分と向き合うということの意味も切実にわきあがってきました。余裕のない自分と直面したりもしましたが、一旦死んだと思った火が生きていたという体験はとても大きかったです。

天気もよく、寒すぎず、すばらしいたき火日和で楽しかったです。
昨年も聞いた「火の一生」。今年は我が家の16歳の老犬を思いながら、最後に燃え尽きるまで見ていました。
毎回、色々な学びがあります。

今年も新年をたき火で迎えることができました。ありがとうございました。参加できたことに感謝いたします。
今日はあっという間の1日でした。振り返ってみると、たき火をおこすことと、食べ物と飲み物のことだけしか考えていなかったことに気づかされました。無心になるってこういうことだったのかな?
おかげさまで良い一日を過ごすことができました。

天気も良く、平和な日でした。今年で2回目でしたが、去年よりも気温が高く過ごしやすい日でした。

やっぱりたき火はいいなと思いました。
そして、一人ひとりの距離感も居心地よいです。
自分の中の空気が入れかわり、新しい年を迎えることができました。

2回目の参加です。前回よりも余裕をもって臨めたような気がします。
たき火の終わりは人生のようで自分の人生も何もなくなって終わりにしたいものだとしみじみ感じました。
大自然のなかで一日ゆっくり貴重な時をもてたことに感謝します。

楽しかったです。毎年、心が平穏になるたき火塾ですが、今年は心が軽くなるたき火でした。
焼きものがうまくできたかわり、火だけを見て無心になる時間が少なかったところは反省、ちょっと残念でした。
今年もまたこの機会をつくっていただき、ありがとうございました。

2年ぶり2回目の参加でした。
岡田さんのサバイバルとしてのたき火という言葉が今回は胸にひびきました。それはやはり震災があったからです。
1度目と比べて、今回は少し余裕がありましたが、周りの方のやり方を盗み見て、見よう見まねでやってみたというのが本当のところです。火をじっくり見つめて、火と対話するというところまではいきませんでした。次回はそんな余裕がほしいなと思います。                                      

この空気と、たき火と…とてもうれしくなりました。毎年、参加していますが、いつもなんだか新しい気分になります。今回は、大きな枝をもやして、小さくしていく(真ん中をあぶって、おれたところでまた組み直すような)ようにしたので、自分のたき火の形が変わっていくのも楽しみました。
いつも炎を見てしまう方が多いのですが、今回は大きな枝だったので、樹皮の表面が火にあぶられて白く色づいていく様子がとても美しくて、とてもよかったです。けれど、今回はそのせいか、全部燃やし尽くせず、残念でした。枝が折れたり、火が次へ移ったりなど動きをとても楽しめた回でした。

とても楽しかったです。1人で自分の火と向き合う時間はいつもはっとすることがたくさんです。
火をゆっくり見守ることをしないでいつも動いてしまっていて、木を集めたり、くべたり…まるで自分の子育てと同じとはっとしたり、落ち込んだり。最後は少しゆっくり眺めていました。火の作り方はすこし慣れてきて、今年は大きくなった火をまとめていくことを学びました。食べものを温めるときは小さく、寒くなったら大きくできたところに自分の成長を感じました。石川は火事が大変と話していて、「火」について色々と学びました。

去年のたき火の時より暖かく、木も湿っていなかったので、とてもたき火がやりやすく、火おこしの準備もできたので、何度も焚き木を取りに行かずに済んだので、とてもスムーズにたき火ができました。

たき火をつくるまでは不安がたくさんありましたが、アドバイスをいただきながら木をくべるにつれて、都心ではなかなかできない体験を心から楽しむことができました。

水の流れも炎の動きも見飽きません。変化するものには興味津々なのでしょう。私の日常も年と共に変化ないような気がしていますが、常に変化するのだと自然に受け止めています。燃え尽きた灰も美しいなと思いました。
初めての経験でしたが、自分なりにサバイバル精神を感じ、楽しかったです。その分、炎を見つめ切る時間をもつ余裕はなかったと気づき、次回に臨みたいです。
自分の好きなようにできるのは良い体験で、深いものだと思いました。

今年もこの谷で皆さんとたき火で始められたことに心から感謝です。
風の谷、大好きです。

今まで参加した中で最も暖かい日のたき火塾になりました。それがとても印象深かったです。風の谷に着くまでの道が、それまでの天気の影響もあり、荒れた状態で、いつもの場所に氷柱もなく、少し恐れを感じたのですが、たき火を始めてから目の前の火を楽しむ時間をもてて、この恐れがなくなっていたことに気づきました。
あっという間に終わってしまって、やっぱり年2回くらいはやりたいなあと思いました。

今回もいい時間でした。
たき火をくりかえす度に、上手くなっていく気がしました。薪あつめも、何がどれくらい、どんな種類が必要か、見当がつくようになりました。
水の音(川の音)と火の音を同時に聴くことのできる贅沢さを味わいながら過ごせました。この場所にあるものでできること、もっと体験したいです。心を落ち着かせる穏やかな時間は、今、必要なことだと感じました。

2回目の参加だったが、やはり参加して良かったと思える一日だった。
自然の中にゆっくりと身をおく機会が普段ないぶん、空気や風、火を感じ、あっという間の時間を過ごせたことを贅沢に感じた。
自然に耳を澄ます、広く見る、大事に感じた1日でした。めちゃめちゃ豚汁おいしかったです。

春のような暖かさで穏やかな時間でした。
久しぶりのたき火はやっと少しだけ自分のペースで過ごすことができて、大切な気づきになりました。

今年も元気でたき火塾に参加できたことがありがたかったです。
3回目ともなると、火の扱いに慣れてきたかなと思いますが、少しの風や自分の位置、枝の置き方など細かいところに悩みながら、自分の火を育て、最後まで始末ができたかなと思いました。
リアルな感覚を得るのに、この場で火を使うことはとっても良い経験です。

火がついた途端にお腹がグーって鳴ったり、
あちこちから聞こえてくるパキッ、バキッと木を折る音、風が吹くとゴゴッとうなる火の音、
パチパチはぜる火の中の枝の音、川の水の流れる音、いろんな音が聞こえてきて、心地が良かった。
最近あまりお腹が空かない体の状態だったけど、今日は火が安定した途端に自然とお腹が空いてきて。
火の最期、舞っていく灰が、風にのって、森の中へと飛んでいく、去っていく光景が美しかった。
水の音と相まって、栄枯盛衰、命の循環の中にいられる幸せな時間を過ごすことができました。
体も心も心地よく整いました。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる