２０２３年８月１１日（金/祝）〜１２日（土）
アースマンシップのプライベートフィールド 奥多摩 風の谷にて
昨年は台風で開催できなかったおとなの夏のび。
この風の谷という特別な環境で、１年に１回だけ開催するこのプログラムは、 おとなが肩書きに関係なく、一人の人間に戻って過ごす時間です。
あまりにもいろんなものを背負っている現代人がそういう一つ一つを脱いでいく作業をするために、この風の谷の、自然以外は何もないという環境がどれほど力になり、私たち人間を助けてくれるか。その力の大きさをこの夏も強く感じることができました。
参加者・スタッフの感想と写真で2日間振り返ります。
時間をすごく急ぐこともなく、日常生活では感じられない自然の中でゆったりした時間を過ごすことができて、とても良かったです。何にも急かされない時間に浸れたのが期待した通りでした。
自然の造形に圧倒されてしまって、とても人間では作れないものだな、と。流木を見たって、一つ一つが本当に一番いい形で織り合わさっているなって。だから、そんなところにできるだけお邪魔しないように溶け込めればいいなと思いました。
かつての夏の日の時間を思い出しました。ゆったりとぼうっとして過ごした夏の１日を。
ちょうどいい暑さの太陽のもとで。風の谷の自然に感謝です。
「自然とつながる」と「身体で考える」を意識しながら時間を過ごしたのですが、やはり初めてやった川遊びというのがすごい何とも言えない新鮮さと、自分の思ってもみなかったエネルギーみたいなものを感じさせられた、そんなセッション（体験）でした。水の流れと苔むした岩々が織りなす沢の持つ自然の雄大さや偉大さを感じました。その中で自分が遊べたというのも感動でした。悠久とか永遠とか太古とかいうことを感じることができて、自然の営みの雄大さを感じられて、自然とつながれた時間でした。
初めて見た上流の景色もありましたし、とても久しぶりの沢登りも落ち着いてできてよかったです。少人数の機会になった分、贅沢な時間をいただきました。
沢登りは何年振りかで、経年劣化しているのでどうしようかと思いましたが、楽しかったし、初めての景色も見れたし、嬉しかったです。上のワサビ田に行けたのも良かったです。
こうした得難い場を提供してくださり感謝します。すべてのものが在るべきところに在るという、協合して存在しているという感じを持ちました。
あくびがとても出て、身体と心がのびのびしたのだと思いました。
よく眠れました。時々川の音と雨の音とわからなくなったけれど、気持ちのいい自然の中で眠れたのが良かった。
時間の過ごし方が子どもの頃の夏休みの頃と同じでした。アリが大きな虫を運んでいるのを見ていたり。昔の夏の日を思い出しました。ハチなども刺激しなければ何ともないし、同じ時間を共有している気がしました。
非日常を楽しめました。良いプログラムです。
昔スタッフで来た若者が、ここの沢の流れや大きな岩の間を歩いていて、ここって天国ですか？と真面目な顔で聞いたのを思い出します。気持ちよさがすごいですから、そう思う気持ちがわかるような気がしました。
こういう所では、ただのお喋りであっても、空気感の違いからかまた違ったものになる気がします。
これからも一人一人がそれぞれの形で自然と繋がっていければいいなと思います。
ありがとうございました。
岡田 淳
