全体を学ぶ学校 2021 ◆ 7月〜アイヌ そのスピリットと刺繍〜

アイヌ そのスピリットと刺繍

今までアースマンシップは様々な先住民族から多くのことを学んできました。
そしてついに、いつか体験を通して学びたいと思っていたアイヌ民族とその文化をテーマにできる日がやってきました。

近くにいるのに遠い存在だったかもしれないアイヌの人たちのことを知りたい!という気持ちが実現に導いてくれた7月の学校を、みなさんと一緒にワクワクしながら待ちたいと思います。

◆「全体を学ぶ学校」って?◆
自分たちが今まで学んできた知識をつなぎ合わせる時間と空間です。頭だけでなく、手も、足も、心も、自分の全体を使って、すべての いのち が、すべての事がらが、お互いに関係し合い、存在していることを腑に落としていきます。
つながりを知ることで、今まで学んできたいろいろがより生きたものとして自分の中で育ち、あなたの世界を広げます。
それは自分の根を育て、いのちの基を作る作業でもあります。
楽しくワクワクしながら自分を育てる場所。自分の生き方を見つける場所。
それが 「全体を学ぶ学校」 です。

と き

7月22日(木/祝)〜25日(日) 3泊4日

ところ

山梨県北杜市武川町の「古民家 鷲の家」と その周辺の自然

*電車の場合の最寄駅はJR中央本線 日野春駅
*お車の場合の最寄インターは東京方面からは中央道 須玉インター・長野方面からは中央道 小淵沢インター

講師・主な講座内容

浦川治造(アイヌの長老・東京アイヌ協会名誉会長)

1938年北海道浦河町字姉茶に生まれる。
45才で上京。
1992年 「関東ウタリ会」会長。
1996年 東京アイヌ協会を設立。
山梨県大月市に、関東圏のウタリや海外からの先住民族との交流や儀式を執り行う場としてポロチセを建てる。
2005年春から千葉県君津市に土地を借り入れ、儀式ができ、子どもたちが自然と交流できるような場を作ろうと「カムイミンタラ」オープン。
現在 八王子に戻り娘と共に新たな活動を始める準備中。

◆アイヌ民族のスピリットと文化を通して全体のつながりを体感する
アイヌの長老として、アイヌが大切にしていること、自然と人とのつながり、全体のつながりなどを、皆さんと一緒に森を歩いたり、アイヌ料理を通して、お伝えしたいと思います。

浦川まき子(マキコランド

1964年北海道浦河町に生まれ、牧場と山に囲まれた自然の中で育つ。
1983年 高校卒業後上京 国立市に移り住む。病気の母の看病、通院、リハビリに付き添い、1991年 国分寺市立保育園 障がい児介助、保育補助の仕事を始める。
2003年 アイヌ文化アドバイザーの仕事を始める。
2004年 八王子へ移住。父と共に解体工事業の仕事をする合間、 障がい者施設の仕事を始める。2005年 障がい者施設で出会った職員と結婚。
2009年 「マキコランド」設立。アイヌ刺繍WS、炭火焙煎珈琲を始める。
2021年 父・浦川治造と共に新しい時代のアイヌとして活動していくための準備中。

◆アイヌ刺繍を通して全体のつながりを体感する
アイヌ刺繍を体験していただくことで、アイヌの文化とスピリットをお伝えしたいと思います。
また父との対談も楽しみです。

岡田 淳(NPO法人アースマンシップ)

アメリカ・ユタ州立大学で環境学を、
コロラド・アウトワ-ドバウンド・スク-ルで野外教育を、
トラッカ-スク-ルで先住民の教えを学ぶ。
帰国後は環境学、森林学、サバイバル技術、アウトドアスポーツ、先住民文化、武道など
幅広い分野で長く指導を続けている。
野生動物的感覚の持ち主。

◆自然を通して全体のつながりを体感する
森や水の流れを実際に見て、触れて、何が自然で何が不自然なのかを体感し、その楽しみ方や、自然に対する人間の役割をご紹介したいと思います。
また、自然と共に生きる知恵を持っている先住民のスピリットのご紹介や、五感を広げる方法、大自然と自分のエネルギーを連動させる方法などをお伝えしたいと思います。

大知早恵(ケアヌエヌエ)

エサレン研究所での学びから始まり、ハワイのロミロミ、解剖学、生体力学、整体、ダンス他、
身体に関係あると見るやあらゆる分野に飛び込み研鑽を続けるボディワーカー。

◆身体を通して全体のつながりを体感する
大地に根ざす身体感覚や自然に沿った身体を知る時間を担当します。
座学と実際のワークを通して、生活の中で無理のない身体の使い方や、自分の身体を知ることの大切さをお伝えしたいと思います。

岡田直子(NPO法人アースマンシップ)

生きる楽しさや、手間を惜しまず丁寧に生活する楽しさを伝えたいと思っている。
手仕事、料理が大好きで、生活に関わる大切な技が代々引き継がれることを願い、
そのための消費者の役割に注目している。

◆食や生活を通して全体のつながりを体感する
食事作りや掃除など、生活のための仕事が、実はいろいろな分野をつなぎ合わせる、とても大切な先生であることを一緒に体験したいと思います。

西郷美炎子(馬頭琴奏者 / 美炎 miho)

幼少の頃よりバイオリンに親しむ。
馬と自然と弦楽器が大好きな彼女は、その後馬頭琴と出会い、現在は様々なジャンルを超えた音楽の分野で活動している。

◆音楽と自然のつながりを体感する
馬頭琴という楽器を通して、アイヌとはまた違った草原の文化に触れていただきたいと思います。そしてこの楽器が奏でる音楽を通して、それぞれの中の世界がさらに広がっていくことを願っています。

※講師や講座内容は、その時に最もふさわしいことを提供するため、増える場合も、変更となる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

集 合 *電車で来られる方・車で来られる方 共に

7月22日(木/祝)12時25分  JR中央本線 日野春駅前 

=参考=
東京方面
【特急を利用する場合】
新 宿 10:04 → 韮 崎 11:55(特急あずさ83号 白馬行)
韮 崎 12:10 → 日野春 12:22(中央本線 松本行)

【特急を利用しない場合】
新 宿   8:54 → 高 尾   9:37(中央線 中央特快 高尾行)
高 尾   9:57 → 日野春 12:22(中央本線 松本行)

解 散*電車で来られる方・車で来られる方 共に

7月25日(日)16時30分  古民家 鷲の家

*お車でお越しの方はその場で解散となります。電車でお越しの方は日野春駅までお送りします。

=参考=
東京方面
【特急を利用する場合】
日野春 16:55 → 甲 府 17:25(中央本線 高尾行)
甲 府 17:36 → 新 宿 19:06(特急あずさ46号 新宿行)

【特急を利用しない場合】
日野春 16:55 → 高 尾 19:13(中央本線 高尾行)
高 尾 19:21 → 新 宿 20:05(中央特快 東京行)

対象と定員

高校対象年齢以上の方  15名程度 キャセル待ちに移行しました。

*2021年度から対象年齢の下限が引き下げられました。高校対象年齢以上であればどなたでも参加できます。
ただ一つだけルールが。「本人が参加を希望していること」
これを守っていただければ、対象年齢内のどなたでもwelcomeの学校です。

参加費

一般 ¥47,000 

学生 ¥38,000

*学生割引は、Earthmanshipスタッフやサポーターの寄付による奨学基金を利用した割引です。
*参加費は授業料、刺繍の材料費、食材費等期間中の生活にかかる費用、保険料を含みます。
*現地までの交通費は含まれません。
*全体を学ぶ学校にかかる経費は、参加日数に関係なく固定でかかるものが多いことと、宿泊費は無料となっていること(家主から参加者へのプレゼントです)から、早退される場合も参加費は同額となりますことを予めご了承ください。

◆知っておいていただきたいこと◆
設定されている参加費は、このプログラムを実現するために必要な経費全てをまかなえる金額ではありません。

参加費がこの金額に設定できているのは、これを準備するための労力の寄付(ボランティア・ワーク)や、施設の無償提供、支援者からのサポートなどによって実現しています。

本来 教育は国などの助成があって初めて成り立つ職種です。
それを個人、あるいは小さなNPOが実現するためには、多くのボランティア・スピリットと趣旨に賛同しサポートしてくださる方の支援が不可欠です。

この学校が多くの方の役に立つ場として在り続けるために、「全体を学ぶ学校」「NPO法人アースマンシップ 」はサポーターを求めています。
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申込締切

7月9日(金)  
現在キャンセル待ち受付中です。

*ただし、定員になり次第、キャンセル待ちの受付に変わります。

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