〜畑から食卓へ〜
在来種のトウモロコシでトルティーヤを作る!
レポート その②
“トルティーヤ作り”
畑と食卓のつながりを実体験として感じたいと、2018年の秋に開催された国際シンポジウム「3ヵ国民衆会議」で行った種子の交換会でいただいたインディアンコーンを育てること2年。
ついに2020年、食べられるだけのインディアンコーンを収穫することができて実現したプログラムです。
トウモロコシの実
レポート①にも書いた通り、トウモロコシが実り始めると、ハクビシンが出没するようになり、朝畑に行くとトウモロコシが食べ散らかされていることが頻繁に起きるようになりました。
このトウモロコシだけは悪いけどあげられないのよ、ということで、ネットを被せて死守。


そのトウモロコシで、いよいよトルティーヤ作りの始まりです!
まずはトウモロコシの粒を外していきます。
それを色ごとに分けてみた。美しい…

料理の始まり
今回は2色のトルティーヤを作りたかったので、はずしたトウモロコシの実を濃い色の実と薄い色の実に分けて洗い、木灰とホタテの貝殻を粉末にしたものを入れて煮ます。煮終わったら、そのまま一晩寝かせます。

灰で煮る 
一晩寝かせた後のトウモロコシ 濃い色組 
一晩寝かせた後のトウモロコシ 薄い色組
そしていよいよここからがクライマックス✨ つぶしの作業。
今はもうメキシコでもこの方法でトルティーヤを作っている人はほとんどいないらしいですが、これはまさに「母の愛」を感じる作業でした。家族のために、美味しいトルティーヤを食べさせるために、昔の人はひたすらこの作業をこなしたんだろうな。

メタテ(石台)とマノ(石棒) 
まずは先生のマサさんがお手本を 
つぶしたトウモロコシをこねて、重さを量って丸めて、伸ばす。
言葉で書くとなんて簡単なんだ!
このトルティーヤは1枚が21g。マサさんはこれを「魂の重さ」と言います。

こねて 
重さを量って丸めて 
伸ばす!
外ではバーベキューの火を起こし、調味料に漬け込んでおいた寧楽共働学舎の美味しい豚肉を焼きました。
焼きあがったお肉がどんどん運ばれてきます。そしてトルティーヤもどんどん焼いていきます。何しろ全部で100枚ほどのトルティーヤを焼くのですから、みんな大忙し。でも、なんだかとっても楽しそう♪
完成! いただきま〜す!
念願だったThree Sisters (お豆、トウモロコシ、かぼちゃ)も揃って、万歳!

トウモロコシ 


かぼちゃ(バターナッツ) 

お豆 


楽しく楽しく夜は更けていくのでした。
つづく…



































