今年最後の「全体を学ぶ学校」は
自分たちの考えの基になっている「大前提」に迫り
「自分の意見を持つ」ことの大切さにみんなで気づいていこう
というのがテーマです。
ゲスト講師は
詩人のアーサー・ビナード/Arthur Binardさん
私たちは常に いろんな大前提をもとに考えたり 行動したり 仕事をしたりしています。
例えば「地球温暖化」「CO2を削減することが重要」
これを大前提に多くの事業や計画が生み出されていますが
この大前提を自分で検証したことってあったっけ?
私たちがその大前提が正しいと思っている根拠は何?
そんないろいろをみんなで再検証しながら
自分軸で考えた自分の意見を育てていけたらと思います。
いま地球上で起きているさまざまなことを
自分はどう理解し どう考え どう行動するのか。
私たちは何を望み 何を望まないのか。
自分の中で問い直しの時間を持ち
起きること一つひとつを他人事ではなく自分事として考えられるようになれたら
何かが大きく変わる予感。
9月の全体を学ぶ学校で気付かされた
「命が喜ぶ生き方」を実現するためにも必要な
大切なことに
触れる時間
掴み取る時間
腑に落とす時間
寝食を共にするこの学校だからこそできる
一方向ではない立体的な学びは
知識や技術をよりよく活かす大事なベースとなるでしょう。
みなさまのご参加をお待ちしています。
自分たちが今まで学んできた知識をつなぎ合わせる時間と空間です。
頭だけでなく、手も、足も、心も、自分の全体を使って、すべての いのち が、すべての事がらが、お互いに関係し合い、存在していることを腑に落としていきます。
つながりを知ることで、今まで学んできたいろいろがより生きたものとして自分の中で育ち、私たちの世界を広げます。それは自分の根を育て、いのちの基を作る作業でもあります。
講師も参加者もスタッフも、みんなが寝食を共にしながら学び合う場所。
楽しくワクワクしながら自分を育てる場所。
自分の生き方を見つける場所。
それが 「全体を学ぶ学校」 です。
と き
2024年11月22日(金)夜(21:20日野春駅集合) ~24日(日) 2泊2日
★「全体を学ぶ学校」は連休(3連休・4連休など)を利用して開催することが多いですが、今回はアーサー・ビナードさんのスケジュールを最優先に開催できる日程を協議した結果、金曜日の仕事を終えてから参加できるよう、夜集合による2泊2日の学校となりました。
ところ
山梨県北杜市武川町の「古民家 鷲の家」と その周辺の自然
- 電車の場合の最寄駅
-
JR中央本線 日野春駅
- 車の場合の最寄IC
-
東京方面からは中央道 須玉IC
長野方面からは中央道 小淵沢IC、諏訪南IC など
講師・主な講座内容
アーサー・ビナード/Arthur Binard(詩人)
詩人。1967年、アメリカのミシガン州に生まれ、五大湖に囲まれて育つ。
高校生のころから詩を書き出し、ニューヨーク州コルゲート大学で英文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語でも詩作を開始。
2001年に第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれる。
『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞。
翻訳絵本にエリック・カールの『ありえない!』(偕成社)、ボブ・ディランの『はじまりの日』(岩崎書店)などがある。2012年に広島文化賞、2020年に谷本清平和賞を受賞。
創作紙芝居『ちっちゃいこえ』が五山賞特別賞に選ばれる。
ラジオの仕事も多く、2021年に日本民間放送連盟賞グランプリを受賞。文化放送では「アーサー・ビナード ラジオぽこりぽこり」が毎週金曜日20:00に放送される。
◆アーサーからのメッセージ
「そもそも」をさぐろう!
いま日本で起きていることの大前提をどうすれば見抜けるようになるのか。
アメリカ生まれの詩人といっしょに現代の矛盾を掘り下げ、現実の岩盤を見つけよう。
絵本の読み語りと紙芝居の実演もあり、ことばのマジックのタネ明かしが楽しめる。
米大統領選を現地取材したこぼれ話も聞けるはず。
岡田 淳(アースマンシップ)
東京都出身。小さい頃から自然が大好きだった祖父や父と共に山、川、海の自然に親しみ、中学生の頃からは自然保護にも関心をもつ。
アメリカ・ユタ州立大学で環境学を、コロラド・アウトワ-ドバウンド・スク-ルで野外教育を、
トラッカ-スク-ルで先住民の教えを学ぶ。
帰国後は環境学、森林学、サバイバル技術、アウトドアスポーツ、先住民文化、武道など
幅広い分野で長く指導を続けている。
野生動物的感覚の持ち主。
◆自然と身体を通して全体のつながりを体感しよう
森や水の流れを実際に見て、触れて、何が自然で何が不自然なのかを体感し、五感を広げることの大切さ、大自然と自分のエネルギーを連動させる方法、大地に根ざす身体感覚や自然に沿った身体の使い方などをお伝えし、私たちの中に備わっている野生の力を再確認したいと思います。
また、自然に対する人間の役割として、森と流れのケアテイカー(手入れをする人)になるための心と技もご紹介します。
岡田 光(アースマンシップ)
料理すること、食べること、身体をつかって働くことが好きで、大学では食と農にまつわる社会の動きやアグロエコロジーをテーマに学ぶ。
大学の休学を機にアースマンシップの畑で自然農を始め、三井和夫さん(結いまーる自然農園)の研修生として学びながら、いろいろな野菜(豆多め)を育て、種を継いでいる。
アースマンシップの畑部部長であり、全体を学ぶ学校 運営スタッフ。
◆畑を通して全体のつながりを体感しよう
土を触る、タネを触る、草を触る、生きものと触れる時間を一緒にもち、私たちの食べているものとこの地球のつながりを腑に落としたいと思います。
岡田直子(アースマンシップ)
生きる楽しさや、手間を惜しまず丁寧に生活する楽しさを伝えたいと思っている。
手仕事、料理が大好きで、生活に関わる大切な技が代々引き継がれることを願い、
そのための消費者の役割に注目している。
全体を学ぶ学校 運営スタッフであり、全体の企画コーディネーター。
◆食や生活を通して全体のつながりを体感しよう
食事作りや掃除など、生活のための仕事が、実はいろいろな分野をつなぎ合わせる、とても大切な先生であることを一緒に体験したいと思います。今回も美味しい料理を通して、命が喜ぶ世界を味わいたいと思います。
※講師や講座内容はその時に最もふさわしいことを提供するため変更となる場合もありますことをあらかじめご了承ください。
集 合 *電車で来られる方・車で来られる方 共に
11月22日(金)21時20分 JR中央本線 日野春駅前
解 散 *電車で来られる方・車で来られる方 共に
11月24日(日)16時30分 古民家 鷲の家
*お車でお越しの方はその場で解散となります。電車でお越しの方は日野春駅までお送りします。
対象と定員
高校対象年齢以上の方 15名 【残席 男性0・女性0】
参加費 *分割払いもできます。
一般 ¥33,000
学生 ¥30,000 *学業に専念されている方が対象です。
*参加費は、アースマンシップ スタッフのボランティアワークやサポーターの寄付金により割引きされた価格となっています。
*参加費は授業料、食材費等期間中の滞在/生活にかかる費用、保険料を含みます。
*現地までの交通費は含まれません。
◆知っておいていただきたいこと◆
設定されている参加費は、このプログラムを実現するために必要な経費全てをまかなえる金額ではありません。
参加費がこの金額に設定できているのは、これを準備するための労力の寄付(ボランティア・ワーク)や、施設の無償提供、支援者からのサポートなどによって実現しています。
本来 教育は国などの助成があって初めて成り立つ職種です。
それを個人、あるいは小さなNPOが実現するためには、多くのボランティア・スピリットと趣旨に賛同しサポートしてくださる方の支援が不可欠です。
この学校が多くの方の役に立つ場として在り続けるために、「全体を学ぶ学校」「NPO法人アースマンシップ 」はサポーターを求めています。
また、参加費をもっと払えるという方はぜひご寄附をお願いします。
詳しくはこちらをご覧ください。
分割払いについて
参加したいけれど一度に参加費を払えないという場合は分割でお支払いいただくことができます。
ご希望の方は申込フォームの「参加費の支払い方法」で「分割払い」をお選びお申し込みください。
分割払いをお選びになった方には、別途「分割払い申込書・誓約書」をご提出いただきます。
その際に分割回数(2〜3回)、それぞれの支払い期日 及び 金額を申告してください。
■ 参 加 費:一般 ¥33,000
学生 ¥30,000
■ 分割回数:2回 ・ 3回 の中からお選びいただけます。
■ 1回目納入期限:参加費振込期限(詳細案内でお伝えします)
■ 最終納入期限: 2025年3月15日
申込締切
2024年11月18日(月)
終了しました