子ども自然体験プログラム指導研修生募集要項 2023

アースマンシップは、子どもから大人まで幅広い年代を対象とした自然体験プログラムや、より広い視野で全体のつながりを学ぶプログラムを行っている認定NPO法人です。

私たちは自然の中での体験を通して、いのちの喜びと出会えること、直感力を養い大切なことに気づく力を育てること、自分の軸を育てること、そして今まで気づかなかった自分自身のすばらしさを発見することに力を注いでいます。
それらは生きる上で大切な土台となるとても大事なことなのですが、今の学校教育ではなかなかその部分に時間を割いてもらえないのが現実で、私たちはその部分を補う実体験を通した教育の実践がとても重要だと考えています。

アースマンシップのプログラムはなかなかユニークなので、特に将来教育や自然と関わる仕事をしたいと考えておられる方には、指導側として共にそのプログラムを経験することから多くの学びを得られると思います。
次の世代に良い形でバトンを渡すために自然体験プログラムの研修生として学び合うと共に、この機会を自分の人生の役割や進路を見つける一つの手段としてご活用いただけたら嬉しく思います。

アースマンシップの子どもキャンプの特徴

アースマンシップの子どもキャンプは「フリープログラム」。
基本的にみんなで行う生活のための労働以外は決められたプログラムはありません。
この形を選んだ理由は「自分を生きる」ということが大事だと考えるからです。与えられた課題をこなすだけではなく、自分が何をしたいと思っているのか、何が嬉しくて、何が嫌なのか、自分で感じて考えて行動できることが大切だと考えます。
アースマンシップが野外体験プログラムで大切にしたいことは

１．自分を開放し、自然とつながる
２．感じる力、想像する力、考えて行動する力を育てる
３．「自由」に必要な責任と自らを律する力を育てる
４．自分を知り、自分を好きになる

特に「自分を好きになること」は人間にとって大切な根の部分です。自分を認められるようになると、他の人のことを思いやれるようになります。
「未来」であり「希望」であるこどもたちには、しっかり根をはって自分の足で自分の人生を歩む力のある人になってほしいと、アースマンシップは心から願っています。

実習プログラムの目的

■自然と人の共生を想像し実践するための考え方や心の持ち方を学ぶ。
■オルタナティブ（既存のものに代わる）教育としての自然環境教育、野外教育に必要な心と技術と知識を学ぶ。
■それらの学びと体験を通して、自分自身の進路や役割を考える。

対象者と募集人数

自然環境教育、野外体験教育、オルタナティブ教育に興味のある　18歳〜30代の健康な男女　　若干名
※高校生は不可

研修プログラムと実習の内容と期間

【研修】　野外体験型プログラムを実施するために必要な技術と心についての学び（室内＆野外）
　日程：７月に２〜３回行います。日程は参加者とアースマンシップで調整します。
　内容：アウトドアの技術・自然や環境の知識・救急対処法・仕事の礼儀作法・身体についての視点と知識・生活や食についての視点と知識・心のあり方　など

【実習】夏ののびのびキャンプにスタッフ研修生として参加　
　日程：①２０２３年７月２８日（金）〜３０日（日）
　　　　②２０２３年８月４日（金）〜６日（日）

研修＆実習場所

【屋内研修】
　特定非営利活動法人アースマンシップの事務所　東京都武蔵野市吉祥寺本町４−１６−４

【屋外研修＆実習】
　アースマンシップの奥多摩フィールド
このフィールドは電気も水道もガスもない手付かずの自然で、私たちだけのプライベートスペースです。
　人間が頂点に立っていては決してうまくいかないその環境で過ごす時間はまさに学びの連続です。

指　導

岡田　淳（特定非営利活動法人アースマンシップ代表理事）　他　

◆岡田淳プロフィール◆
東京都出身小さい頃から自然が大好きだった祖父や父と共に山、川、海の自然に親しみ、中学生の頃からは自然保護にも関心をもつ。自由学園・理学部卒業後アメリカに渡り、カリフォルニア州立大学、ユタ州立大学にて環境学（エコロジー／生態学、ナチュラル・リソース・マネージメント、森林学、野生生物学、野生植物学、アウトドア・レクリエーション学、等）を学ぶ。ユタ州立大学卒業後、シエラクラブ（全米最大の環境団体）でのトレーニングを経て、コロラド・アウトワ－ドバウンド・スク－ルで最も長期の野外教育指導者養成（ラフティング、ロック・クライミング、登山、Back country踏破など、８１日間の）コースを終了。また、アメリカ先住民の大地に生きる知恵、サバイバル技術とスピリットの世界を伝えるトム・ブラウンのトラッカ－スク－ルで、アパッチの古老、スト－キングウルフ（別名グランドファ－ザ－）の教えを学ぶ。６年以上にわたる滞米生活で、ロッキ－の山々の縦走、コロラド川下り、グランドキャニオン上流地帯踏破など、数多くの大自然や多民族との生活を経験する。

帰国後、公私機関の環境教育や環境レンジャ－の養成にあたると共に、自然環境の専門学校(レンジャ-スク-ル) 設立に参加し、カリキュラム作成およびシニア・インストラクタ－（実習指導）を務めた後、1996年ア－スマンシップ自然環境教育センタ－を設立。2014年NPOアースマンシップとなり代表理事に就任。現在も北米先住民の持つ世界観、自然観を学ぶため、多くの部族を訪ね歩くフィールドワークを続けている。
アースマンシップの創立者で、プログラムのメイン講師です。

■公益社団法人日本環境教育フォーラム(JEEF）会員
■NPO法人自然体験活動推進協議会（CONE）トレーナー
■自然体験活動指導者（NEAL）コーディネーター
■ウィルダネスファーストエイド(WFA)／Wilderness Medical Associates Japan （その他アメリカ赤十字社のファーストエイドとCPR、日本赤十字社の水上安全指導員と救急員受講済）
■少林寺拳法、杖術（棒術の一種）、速読法　有段
■2005年開催トラッカースクールジャパン（スタンダードコース）インストラクター

研修費

研修生登録費：￥3,000
研修費：無料
※ただし、研修にかかる実費（交通費、食費など）はご負担いただきます。

応募方法　と　選考スケジュール　　　

以下の８項目をメールまたは郵送でお送りください。
※メールの場合は件名に、封書の場合は封筒の表に「23夏実習生応募」と書いてください。
　① 氏名　②生年月日　③性別　④住所　⑤電話番号　⑥メールアドレス　⑦自己紹介　⑧志望動機　200字〜400字
　⑨ 参加できる実習　①と②の両方　または　①のみ　または　② のみ

【選考】
書類選考の後、面接対象者には日程をお送りします。
選考結果は６月中にお知らせいたします。