2019年度
「全体を学ぶ学校」の「全体」って何? なぜ「全体」を知る必要があるの?
いろんな疑問を持ち寄って私たちの生命の営みをいろんな角度から体感する4日間でした。
テーマの講師:大石高典(生態人類学者)・纐纈あや(映画監督/やしほ映画社)・日高 保(設計士/きらくなたてものや)
「森・土・種」に焦点を当てて、それらが「身体」「生活」「社会」とどう関係しているのか。
そこから見えてくる「全体」を体感しました。
テーマの講師:Koa Weaver 佳奈(種子の研究家)・印鑰智哉(食を中心に社会・環境問題を追うフリーの活動家)
「水」を入り口に、川や水の巡りから広がる全体のつながりを体感しました。講師である映画監督の作品「東京干潟」も観ました。
テーマの講師:村上浩康(映画監督)・岡田淳(NPO法人アースマンシップ)
日本の木と森から熱帯雨林まで、それぞれがどのように存在し、どんな役割を担っているのか。自分たちの命とのつながり、食や経済との関係へと意識を広げました。
テーマの講師:青木亮輔(林業家/東京チェンソーズ)・印鑰智哉(食を中心に社会・環境問題を追うフリーの活動家)
2020年度
種と農、種と食、里山と人間、アマゾンに暮らす先住民など、色々な角度から自然といのちのつながりを辿る予定でしたが、県をまたいだ移動を禁止され、開催できませんでした😿
「自然とつながる」って、一体どういうことなのか。それがなぜ大事なのかを、わかりやすく体感しながら腑に落としていきました。
テーマの講師:岡田淳(NPO法人アースマンシップ)
日本の縄文時代に何があったのか、先住民文化の神話の世界との共通点は? 土偶についての新説をきかせていただき、なるほど!と思った時間でした。
テーマの講師:竹倉史人(人類学者)
「自然とつながる」って一体どういうことなのか。それがなぜ大事なのか。まずは手つかずの自然にどっぷりつかり、日常の緊張から解放される時間を持って、渓流遊びや焚き火を楽しみながら、身体で腑に落とす時間を過ごしました。
テーマの講師:岡田淳(NPO法人アースマンシップ)
染めに使われる草木には、それぞれ役目がありました。そしてそこには自然の力と人々の知恵がありました。西表島から送っていただいた染料や武川で採れた藍の生葉を使って草木染めでそれぞれの作品を作りました。受け継がれて行くべき知恵や技術に触れた4日間でした。
テーマの講師:石垣昭子(染織家)・原 千絵(染織家)
自然農の話と実際の作業や世界の食の現状を知ることから、いのち はどのように巡り、私たちはどこへ向かいたいと思っているのかを共に考える時間を持ちました。自然農の作業では、3種類の麦を蒔きました。
テーマの講師:三井和夫(自然農のお百姓さん)・印鑰智哉(食を中心に社会・環境問題を追うフリーの活動家)
人間は自然の支配者でも管理者でもなく、ケア・テイカー(世話をする人)であるというアメリカ先住民がもつ考え方を、実際に森や流れの手入れをしながら体感しました。目から鱗がポロポロと落ちて…
テーマの講師:岡田淳(NPO法人アースマンシップ)
2021年度
3年間種を継いで育てた育てた在来種のインディアンコーンで、古代マヤの伝統的スタイルのトルティーヤを作りました。畑と食卓をつなぐこの作業は、生活の労働というものに対する人間の考え方が、この数十年でどれほど変わってきたかを身をもって感じました。
テーマの講師:安部正成・安部恵津子(Taqueria ABEFUSAI)
手を使い、必要なものを自分たちで作る生活が遠くなってしまった今だからこそ、6月の畑仕事と梅仕事を楽しみたかったのですが…
アイヌ民族とその文化に触れる、知る、体験する4日間でした。アイヌの刺繍をしたり、アイヌ料理を作り味わったり、長老の話に耳を傾けたり。心のあり方についても深く考える時間でした。
テーマの講師:浦川治造(アイヌの長老・東京アイヌ協会名誉会長)・浦川まき子(マキコランド)
人間の都合ではなく、自然の声を聞きながら自然が必要としている手入れをするというのはどういうことなのかを学びました。そして、自然の手入れをして滞りを取ると、自分の中の滞りが取れて気の流れが変わることも体験しました。
テーマの講師:岡田淳(NPO法人アースマンシップ)