早春たき火塾2023 レポート

2023年1月8日(日) 奥多摩 風の谷にて

アースマンシップ恒例の年初めプログラム「早春たき火塾」。
今年もお天気に恵まれて 抜けるような青空のもと 
10代から80代までの23名の参加者がいろいろな地域から集まり
それぞれの育てた「火」と それぞれの時間を過ごしました。

奥多摩駅にみんな元気に集合。
吸い込まれそうな青空です。
今年はいつもより最低気温が低いのか、林道脇の氷柱の数が多いです。

一休みしたら、いよいよたき火の授業。
たき火をするための具体的なテクニックの話、その材料となる木の話などの合間合間に、とても大切なメッセージがポロリポロリと出て来る大事な時間。
「技術」と「心」の関係は、アースマンシップがとても大切にしている部分。

次はいよいよみんなが自分のたき火を育てる時間。
自分が今日たき火を育てたい場所を見つけて、いざ、スタート!
本当に「その人の」「その時の」たき火ができあがっていきます。
今年は石を使う人が多かったなぁ。

みんなのたき火が安定し始めた頃、美味しい豚汁も出来上がり。
それぞれが持ってきたいろんな焼き物もおいしそうです。

真っ白な灰になるまで燃やしきるを目指します。
これが意外と難しい。
そして最後のシェアリング。
あっという間に終わってしまったという感想が多かったです。

*ここに掲載されている写真の中には参加者の方が撮影されたものが含まれています。写真を提供してくださった方に感謝します。

目次

参加者の感想

家族で参加したのですが、個々に分かれて一つ一つ火を育てることができたのが、同じクラスの生徒になったような、なんとも楽しい時間となりました!
「火」はもう暖かくて、煙のにおいも良くて、そして食べ物を温めることもできて…家族としても、個人としても、とても素敵な時間となりました。淳さんの火を育てるコーチング、豚汁もとってもおいしかったです!!

何度も参加させていただいているのですが、今日はあまりうまくいかず、何回も消えかけて、すごくバタバタしながら過ごしました。そんなに簡単に消えないとわかってはいるものの、慌てながら夢中になって火を保ちました。ムクムク育つ時と、今日のようにチョロチョロとジワジワ燃える時と、いろいろあるなとしみじみ思いましたが、どの火もやはり愛おしく、丁寧に扱うのがとても楽しい時間だと思いました。自然の中で息をするだけでも本当に気持ちよくて、息を吹き返すような、帰って来たような気持ちになります。自分も自然の一部だということや、自信と感謝は同じところから、というお話も沁みました。感覚を取り戻すって大事ですね。

今年もたき火塾に参加でき、この地でのたき火に、自然に、皆さまに会えたことが何よりの喜びです。
2019年のことになると思いますが、たき火塾に参加した時の写真をFacebookにあげたところ、ごく身近な知人から「私もやりたい」との反応がありました。その友人はまだたき火塾には参加できていませんが、ふたりで地元で時々たき火を楽しむようになりました。そのきっかけをくださったという意味でも、たき火塾に感謝です。
でもこの年始の、この山の中で自然から薪をいただいてのたき火塾はまた格別のもの。特別な1日を楽しませていただきました。

今年もここに来れたことに感謝です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。                
直さんのおっしゃられた通り、「今」を大切に過ごしていきたいです。

2回目の参加でしたが、あっという間の時間でした。今日は石の風除けを教えてもらって、それがうまく作用して火の育ちが良かったです。最後の締めが、残りが多くなってしまい…もう少しきれいに終われるとよかったです。
気持ちが穏やかに、夢中になって、スッキリする時間になりました。この気持ちで1年間頑張りたいです。

キャンプ場では何度もたき火をやってきましたが、作られた薪でない自然の木でも簡単にできることを知りました。
自然の中にいる自分 日常生活で人に疲れている自分に気がつきました。

火は命で、命を絶やさず面倒を見ていると思うと、上手にできているかどうかは置いておいて、自分の火が愛おしくなりました。焼きいもが上手に焼けたのも、火と同じように育てる気分で楽しかったです。

自分でたき火を育てるのは、小さい頃にみんなでやって以来でした。昔と違う感じること、考えることが色々とあり、難しくも楽しかったです。普段はしない火を起こすという体験の中で、火を起こすことの難しさや面白さがありました。なかなか思うようにいかず大変でしたが、いい経験になりました。また久しぶりに自然の中で過ごすことができて、いいリフレッシュになりました。

初参加ですが、大変よい時間を過ごすことができました。80過ぎの母親とこのような体験ができたことがとてもよかったです。受け入れていただき本当にありがとうございます。

今 ここ ありがとう 感謝                                       

とても贅沢な1日を過ごすことができました。ありがとうございました。自然への感謝、生きていることのありがたさ、生きている責任、色々忘れていたことを思い出させていただきました。今日の1日の気持ち、感じたこと、見たことを大切にして、時々思い出したいと思います。いい1年にしようと思っています。

火を育てる時間がすごく苦労して長かったのに、いざ振り返ってみると一瞬で、普段1秒でつく火に対して新しい発見があることに驚きました。大自然の中で、目の前の日に向き合って集中する時間がすごく素敵で美しい時間でした。

気持ちのよい時間を過ごすことができました。気持ちよいと感じた要因は、自然の中で過ごせたことと、集中できていたこと、いろいろなことを考えたことなどがあります。人の一生と同時に、仕事と重ねていました。
一生懸命火を点ける段階→たくさんの枝をくべて火を大きくする段階→ピークを過ぎてくべる枝や、枝の量を考え始める段階→そして消す段階(退職)
残りの職業人生、そして自分の人生をていねいに考えていきたいと思います。
「自信は他人との比較からは生まれない」という言葉が響きました。

楽しかったです。丁寧にやっている方、リピーターの方のを見ながらも、体当たりで雑っぽくなってしまい、回数を重ねてみたいと思いました。
火が神聖な贈り物で、誕生と死があるということ、喜んでいる火と死にそうな火があるなど…お話沁みました。
普段はインスタントにガスをひねっていますが、美しい自然の中で、自分の火を扱い、見つめていられて幸せでした。年始に良い時間を過ごさせていただきました。感謝です。

今回は火の状態に振り回されず、落ち着いてたき火の世話をしつつ、景色を眺めつつ、穏やかな気持ちで1日を過ごさせていただきました。
感謝という気持ち、いつも以上に心に届きました。本当にそうだなぁ、大事だなぁと。
感謝と自信がつながるということも、とっても納得しました。

初参加です。新しい学びが多い1日でした。また参加したいと思いました。                  

久しぶりの参加でしたが、お迎えくださりありがとうございます。
感覚をひらく…というか、自分の中にたまったものを出して空っぽにする、という感覚でいました。       
たき火は燃やしきることの難しさを感じています。が、無心になれてよかったです。  

意外とすることや考えることが多く、「火との対話」をあまりできなかったような気もしますが、最後燃やしきる時になって、淳さんが「火=人の人生と一緒」と言っていたのを思い出し、とても厳かな気持ちになりました。
とても楽しく、豊かな時間をありがとうございました。

久しぶりにここに帰ってきて、いつもはまた来たいなーと思うのですが、今回は小・中と休まずにもっとたくさん来ていたかったなと思いました。来るたびに全く違う感覚を味わえる場所で、その要因は場所だけじゃなくて、自分の変化や周りの人の変化もあると思います。小・中の時にはもう戻ることはできないので、これからなるべく毎年来れたらいいなと思います。

久しぶりに無心になることができ楽しかったです。
たき火自体が気持ちの安らぐ体験ですが、感謝や敬いという言葉が自然に対して語られる場があるありがたさを感じました。この場所に立ち入らせてもらえたことへの、この場所への感謝。心が穏やかに静まります。

今日の天気のような、穏やかな気持ちで過ごせた1日でしたが、あっという間の1日でした。不思議な感覚です。
これがたき火塾の醍醐味なのだと思いました。これまでに何度もたき火塾に参加しているのに、やっと穏やかに自分の火と対話をすることができました。

昨年初めて参加して、1年間楽しみに待っていました。たくさんの気づきが今年もありました。
火は、今年の方が少し意識的に大きくしたり小さくしたりできました。少し余裕も持って、ゆっくりくつろげました。去年は忙しかった感じ。
たくさんの気づきは人間について、社会についてつながる知恵で、いずれもブログにまとめたいと思いました。
何よりも、忙しくて人疲れしている自分に気づきました。人のケアと自分のバランスを今年はもう少し考え直したいです。
相変わらず安定したホールド力で、いつもの自分の役割を下ろし、個人に還れるひと時でした。

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