全体を学ぶ学校2022 第4回 参加者の感想

全体を学ぶ学校2022 第4回 地球のケア・テイカーになろう!
2022年11月26日〜27日

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「そこに座ってお弁当を食べたいかどうか?」
この問いが僕をやる気にさせました。
生きることは難しくしていくこと、そう思っていた。
それしかないと思っていた。
それを振りほどこうと思っていた。
でもなかなか出口が見えてこない。
もちろん、すぐに出口が見つかるわけではないと頭では思いながら、探していました。
「自然と人間がともに健康であることで、人間も健康に生きながらえることができる」
当たり前だと思っていることではあったが、僕は、言葉にされてそう思って生きている人々、それを聞きに来ている人々、共感している人々を見られて、話をして、あたたかくなりました。

「ケアテイカーとはどういうものだ?」と考えながら参加しました。
ノコギリを持ちながら森に入った時に、人間は自然に手を加えていいのか、迷いと抵抗感がありましたが、自然の一部として、詰まっているところや、混んでいるところに空間を入れることは、自然を世話することだと気付きました。
しかし、普段のコントロールしようとする意識や「こうならないといけない」という思いが現れた瞬間があり、自分はそうなっていくことに気づくこと、そしてそうならないように、一歩引いてワイドアングルヴィジョンで見ることがとても大切だと思いました。
都会の忙しい生活に戻ると忘れがちになりますが、日常生活でもケアテイカーの意識を大事にして生きたいと思います。自分の一つ一つの行動や考えを、トンネルヴィジョンではなく、広いヴィジョンで見て、自分も自分の周りの環境を世話する人になっていきたいです。

全体を学ぶ学校の基本の1泊2日を過ごせたような気がします。
ケア・テイカーとボディワークをいつもよりゆっくりできてとても良い時間でした。
身体と心を自然に無理なく感じて実践することができたと思います。
礼と塵手水は日々に取り入れていきたいと思います。
身近な動作を少し意識してやることで、気がゾワゾワ巡る(いい意味で)、気が集まって整うという感覚が新鮮でした。

自然、森が好きで、散歩したり、ヨガや瞑想をしたりして、喜びや安らぎを感じています。
自然が好きだからこそ、湧き上がって来るジレンマのようなものがあります。
「自然を大切だと思うなら、人間は自然に手を加えないほうがいいのでは?」「自分は自然ととても隔離されている」そんな思いを少しでも拭えるかもしれないと思い参加させていただきました。
自己中心的な思いを手放し、植物や動物たちの生命に意識を合わせるような気持ちで森に入り、ケアをしました。
空間が生まれ、風が抜け、光がさすことに、自然に関わり、貢献できたと思えることに、「ここにいていい」と許されたような、今までにはない喜びがありました。
実際に手を加えたところが森にとって良いのか正直わかりませんが、直さんがおっしゃったように、「人は完璧ではない」「自然は許してくれる」「謙虚であろうとすること」そんな言葉に励まされました。
また参加したいです。何より淳さん、直さん、早恵さんとの出会いが大きな喜びです。

西表島や前回の全体を学ぶ学校でのソロタイムで「自然とつながりを感じるゆっくりとした時間を過ごしたい」と強く思った、その夢が叶いました。そしてこれは継続していったほうがいいなと実感しました。
日常生活にどうにかして自然とつながる時間を取り入れていきたいです。

2日間の経験を通して一番思うことは、私自身の自然への対し方に新たな視点が加わったことだと思います。
今までは、自然の中に身を置き、五感でそれを感ずること、感じられること、自分自身の中に湧き起こって来るものを味わうことが最高の素晴らしさだと感じてきました。
しかし今回の2日間の体験は、自然と外から対話するだけではなく、自然の中に一歩踏み込んだ関係〜ケアする(関わる)〜ということの体験だったのです。今まで考えたこともなかったことでした。
多分、ケアし関わることは、対話するよりもより深く相手と関われることなのでしょう。
今、私にとってのテーマの一つが「ケア(人相手の)」でもあります。そのこととともに、自然についての「ケア」ということも一緒に深めていけたらと思います。

2日間過ごして…
・木を切るときに、余計なもの、いらないと思われるところを選ぶ…??排除というのが受け入れられないな〜と思ってました。余分なものを削ぐ→シンプルに生きることかな〜と思いました。
手や足を切るんじゃなく、余分についたものをおろすという感覚でした。

・ワイドアングルヴィジョン
それを意識すると…今までと違う距離感で人とその場にいた。

・自分が朝起きた時に、いつものパターンにならない意識、大事。人でなく、自分。

・ケアをする?
人ができることなのか!!手を介してできること、木々や動物が手を介さないで与えてくれることへの感謝がケアテイクなのかな〜と今の自分は感じました。

淳さん、なおさんに出会えたこと、本当に感謝です。来年も申し込もう〜っと!!

・土の中の水の流れを読むってワクワクする。「水を楽に出せるようにしてあげたい」と思ったりするけれど、「あげたい」という考え方は上下関係になっている気もする。自然も人間に「食べ物育ててあげる」のように思ってたら対等な印象になる。してあげるーしてあげるの関係。でも何か違和感が残ります。

・血の流れが滞ってるから調子が悪くなるんだと聞きます。血の流れは自然の中の水をイメージして、と。
今回、水のケアテイクをして、この葉っぱをどけたら流れやすそうとか、この詰まってるのを取ってやりたいとか、流れやすくするために手を加えるってこういうことかと思った。
からだは常にどこか緊張して、流れが滞っている(血の粘り気とかも影響するけれど)。流れやすくしてやりたいと思った。ボディワークがあったことでそのつながりを意識できたように思う。

・みんなでご飯の準備をしたり、掃除をしたりするのとても良いなと思いました。

・プログラムも人休憩できる時間配分で、「すごしやすい〜」となりました。

・森のケアテイクしてると「もう終わりか」という印象でした。ちょっと疲れてきているから休めば嬉しいはずなのに、「あそこもやってみたいな〜」となったりしてました。

・おうち素敵ですね。いつか私も古民家に住んでみたいなと思っています。
「木を張り替えたら何年ももつんだ」というのが「そうなんだ」となったと同時に、「いいな」と思いました。

・ワイドアングルヴィジョンが気持ちよかったです。意識が後ろに移る感じ。
目の前ってこんなにたくさんの情報があったんだっけ、と思うくらい色んな情報に触れました。淳さんが森の中で少し立ち止まっている時、最初は何してるんだろう(何見てるんだろう)と思っていましたが、こういうことをしてるのかもと、2日目に思いました。

いろいろ書いたものの、今回はっとしてことはまだ言葉になっていないようにも思います。
参加できてよかったです。ありがとうございました。不思議がいっぱいでおもしろい。

何回目かのケアテイカー。
毎回初めての出会いですが、今回は台風で倒れた木々よりも人が切り倒したままの倒木が気になりました。
人が荒らした自然は、人の手で治さなければという思いが強く出て、力が入り過ぎてしまいました。
謙虚な気持ちを忘れないように。
毎回同じ繰り返しの感想ですが、これに尽きます。
からだのバランスが崩れたら、「塵手水」。これも身に付けたいと思います。

・畑で採れたお野菜で作ったごはんがとっても美味しかったです。
みんなで作ってみんなで食べるからなおさら美味しかったです。

・森の中で作業していて、つい熱中するとムキになっているような自分に気づくことがあり、一度のんびり森を眺めたり、呼吸したり、ボディワークで教えていただいたお礼をやってみたりして自分を整えた。
大地や木々と自分と木を通わせ心地よく作業したいと思っていて、そのためには自分を整えていたいと思った。
相互作用もあるので、森に身を置くことで整う自分もいると思う。

・自分をその場に下ろせた感覚が何度かあり、その時は驚くほど周りを広範囲に感覚できていた。

・手を動かすと次が見えてくる。
考えすぎる自分もいるが、うまくバランスをとり、感覚と思考を楽しみながら、と思う。

・「毎日新しくて同じ時、同じ場ということはない」「自分のパターンに入らないように」は色んなことに通じるなと心に残った。

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