昨日の朝日新聞の記事ですごいなと思ったこと。
「いま子どもたちは」というコーナーで吃音に悩むヒカル君(12)のことが連載されています。
ヒカル君は吃音が原因で自分に自信がもてずにいました。
その彼が4年生の時に書いた作文の抜粋が紹介されていました。
作文のタイトルは『吃音と向き合う自分と心』。
なぜ吃音があるのか、不思議でたまらないけれど、いくつか分かったことがあると書いた上で、こう続けています。
「自分が吃音だということを心に強く受け入れることが大事だということです。それから、吃音に自分と心で向き合っていって、自分だけの吃音をずっと大切にしなくてはいけないということ」
「向き合うということと、吃音を大切にすることは、とても大切なことです」
4年生というと10歳です。10歳の子どもが、ここまでわかるのです。
私はこれを読んで鳥肌が立ちました。
やっぱりそうだ。
子どもは大人より核心を見る力がある。
そのことを知っている大人が少なすぎることが、問題なんだと、あらためて思いました。
今はある程度、自分の吃音と向き合い、受け入れられていると思う、と言うヒカル君。記者に「受け入れるってどういうこと?」と聞かれてこう答えています。
「自分を好きになるってことだ」
これこそが、Earthmanshipが伝えたいと思っていることですよね。
自分と向き合い、自分のいい所も、足りないところも、
すべてひっくるめて好きになる
それができて初めて、人を認め、人と手をつなぐことができるようになるんだと、私は思っています。
誰ひとり、存在価値のない者はいない
それだけは、はっきりしているのですから。
ヒカル君、大事なことを伝えてくれてありがとう。