職員会議

先日、都立三鷹高校の元校長が、職員会議で挙手や採決を禁じた東京都教育委員会の通知が違法だとして、損害賠償を求めた控訴の判決が東京地裁であったのはご存知でしょうか。

判決は請求棄却。

これは、今の世の中、問題が山積する中でのひとつの出来事、と軽くスルーしている方もいらっしゃるかもしれませんが、私はとてもひっかかる。

都の教育委員会が挙手・採決を禁じて6年。今の職員会議は、意見を言い合う場ではなく、事務連絡の場だとか。たまに議論が行われても、最終的には「ここでは決められないので」と管理職に決定権が委ねられる。

朝日新聞の記事によると、最近の若い先生方からは「管理職の方針に従うのが私たちの仕事」という声が聞こえてくるらしい。
「『自分で考える人間になれ』と生徒に教えながら、自分たち教師は考えることを忘れている。議論のない職場を当たり前と思う世代が、今後増えるのが怖い」とは50代の現役男性教師。

みなさん、どう思われますか?
自分の子どもたちを育てる場として、どういう場がふさわしくて、どういう場が必要なのか。
まずは親たちが考えるのをやめないでしっかり意見を持つことがスタートラインのような気がします。


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