素晴らしい天候に恵まれ
開催された「紅葉たき火塾」
のレポートをお届けします
私たちを出迎えてくれたのは
真っ青な空と
赤から黄色のグラデーションが
美しい紅葉
沢の音と色づいた葉の
相性も見事
夏とはまた違った風情
です
身支度を整えて
林道に入ります
未就学のこどもたち
も元気に出発
たき火の講座の始まり…
火をつける前に 静かに目を
閉じて祈る淳さん
自分のたき火を育てる時間
参加された方々の感想より
久しぶりにあんなに楽しい時間を過ごしました。
ありがとうございました。
かなり長い間 自分が「無」だったのが驚きでした。頭も心も働いていなくて、終わってみてから「あ~無だった!」と気づきました。いつもなら頭も心も働いていて、自分の言動を観察し評価したりもする自分がいるのですが、昨日は何も考えず感じずただ火を見て居る自分しかいなかったのが気持ちよかったなぁと今思い出しています。自分の中に複数人の自分がいなくて、身体と心が一つだったことが、子どもの頃の私に戻ったように感じた理由かなと思います。
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空気がきれいで、川の水を飲むことができる、僕にとっての理想の場所で過ごせたことが良かったです。
たき火づくりでは、天気が良かったこともあり、大きな失敗はなく安定して作ることができたと思います。窮地に追い込まれた時や山などで寒くてどうしようもないとき、どんな時でもたき火を起こせることは必要なサバイバルの技だと思いましたし、これからは応用してどんな状況でも安定した火づくりができるようになりたいと思いました。
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自分で焚き火を作るにはしっかりした知識が必要なのではないかという考えが自分の中にあったこと、そしてアースマンシップさんのプログラムに初参加ということもあり、当日は期待と不安が入り混じった気持ちで集合場所に到着しました。
ところがその不安の方は杞憂で、この『たき火塾』では、岡田さんをはじめとしたスタッフの皆さんが醸し出す優しい空気感が常にあり、終始安心感がありました。
また、焚き火に関しても基本的なやり方を教えていただいた後は自分主体でのびのびと実践する時間がたっぷりあり、お陰様で火をこころゆくまで愛でることができました。
しっかりと火が燃える薪を組むためには、燃えやすい木と火の保ちがいい木をバランスよく集める必要があり、木の種類や枝の太さ、そして乾燥しているかなどを考えたり感じたりする必要がありました。
火をつけるにも、ちょっとの風に注意を払いますし、コンスタントに薪を集めてこないと、火は消えてしまいます。
しかし、その作業一つひとつに夢中でいられたからこそ、その間は日々の悩みのことをすっかり忘れることができました。
また、そうして作った自然の火を見つめていると、不思議と雑念はさらになくなり、心が空っぽになっていくのを感じました。
都会に住み、便利さを享受しながら生活できるのは非常にありがたいことですが、どうしても心や身体に偏りが出て来てしまう。
自然の中で五感を研ぎ澄ませながら火を炊く行為には、自分自身を本来のバランスに戻してくれる力があるように思います。