プラスの気

この夏最初の子どもキャンプが終わった。
淳さん曰く、その3日間、Earthmanshipのフィールドは「プラスの気」で
満ち満ちていたと。

そう言われてハッとした。
吉祥寺で留守番をしていた私に聞こえてくるニュースは、「マイナスの気」であふれていたから。

原子力安全保安院のやらせは中部電力だけに留まらず、世界中でつづく天災はほんとうに天災なのかと疑いたくなるほどで、金と権力だけを求め続ける一部の人間の暗部が見え隠れする。

「プラスの気」の存在を忘れているのは私たち大人なんだ。
結局、自然と離れすぎた人間が大人になり、頭だけで子どもを育て、その子がまた親になり、子どもを育て…。それがふた巡りくらいしたのだろうか。

311で「もういい加減にやり直そうよ」というメッセージを突きつけられた私たち。この時を生かすか殺すか、さあ、みんな、どうする?!
被災地のことも、311のことも、昔の出来事になってきていませんか?

まだ、何も終わっていないし、何も始まっていないことを忘れずに、まずはしっかりと、自分が「全体の中の一部であること」を知る体験をしてほしい。
すべての「いのち」がつながっていて、生かされている「いのち」であることを知ってほしい。
それが真に分かったとき、人は次に繋ぐべきものを獲得するのだと思う。

それを教えてくれる一番の先生は「自然」です。


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