全体を学ぶ学校 2020 【 秋 Ⅰ 】

レポート & 参加者の感想はこちら

  染め × 草木の役割 

    

染めに使われる草木には
それぞれ役目がありました。
そしてそこには
自然の力と人々の知恵がありました。


長年にわたって日々の実践の中から
その知恵を自分のものとされてきた
沖縄県西表島在住の石垣昭子さん
岐阜県郡上在住の原千絵さん と一緒に

日本で代々受け継がれてきた
自然と深くつながった生活の営みから
全体のつながりを考えます。

春に植えた藍の葉を収穫し 生葉染めにも挑戦します。


  

◆「全体を学ぶ学校」って?◆

自分たちが今まで学んできた知識をつなぎ合わせる時間と空間です。頭だけでなく、手も、足も、心も、自分の全体を使って、すべての いのち が、すべての事がらが、お互いに関係し合い、存在していることを腑に落としていきます。

つながりを知ることで、今まで学んできたいろいろがより生きたものとして自分の中で育ち、あなたの世界を広げます。それは自分の根を育て、いのちの基を作る作業でもあります。
楽しくワクワクしながら自分を育てる場所。
それが 「全体を学ぶ学校」 です。

と き

9月19日(土)〜22日(祝) 3泊4日

✴︎全日参加できない方は2泊3日の参加も可能ですのでご相談ください。
ただし、プログラムの構成により必ずご参加いただきたい授業がありますので、それに参加できない方は部分参加をお受けできない場合があります。
またお申込み多数の場合は全日参加の方が優先となりますので、予めご了承ください。

ところ


山梨県北杜市武川町の「古民家 鷲の家」と その周辺の自然

 

*電車の場合の最寄駅はJR中央本線 日野春駅 
 お車の場合の最寄インターは東京方面からは中央道 須玉インター
 長野方面からは中央道 小淵沢インターです。

講師・主な講座内容

岡田 淳(NPO法人アースマンシップ)

アメリカ・ユタ州立大学で環境学を、コロラド・アウトワ-ドバウンド・スク-ルで野外教育を、トラッカ-スク-ルで先住民の教えを学ぶ。帰国後は環境学、森林学、サバイバル技術、アウトドアスポーツ、先住民文化、武道など幅広い分野で長く指導を続けている。
野生動物的感覚の持ち主。

◆自然を通して全体のつながりを体感する
森や水の流れを実際に見て、触れて、何が自然で何が不自然なのかを体感し、その楽しみ方や、自然に対する人間の役割をご紹介したいと思います。
また、自然と共に生きる知恵を持っている先住民のスピリットのご紹介や、五感を広げる方法、大自然と自分のエネルギーを連動させる方法などをお伝えしたいと思います。

photos by 三浦麻旅子

石垣昭子(紅露工房)
*新型コロナウイルスの蔓延により、オンライン参加となります。

 1938年 沖縄県 竹富島生まれ
1959年 女子美術短期大学服飾科 卒業
1970年 京都で志村ふくみに師事
1980年 石垣金星とともに、西表島に紅露工房を開設
1999年 テキスタイルデザイナー・服飾デザイナーとの
コラボレーションによる真南風ブランドを発表
ニューヨーク近代美術館「日本のテキスタイル展」出展
現在  NPO法人 西表島エコツーリズム協会 監事
◆ドキュメンタリー映像
2016年 「記憶の伝承」鶴田真由
2017年 「AU FIL DU MONDE -JAPON-」
Jill Coulon、Isabelle Depuy-Chavanat(フランス)
島の祭事・行事の衣装の復元や制作など、 島の自然と暮らしに寄り添いながら、自然素材を使った布づくりをコンセプトに創作活動を行っている。

◆石垣昭子さんの在り方から全体のつながりを体感する
8月に入って急にコロナ感染者が増え始め、様相が一変した西表島の状況により、山梨でみなさんとご一緒することは叶いませんでしたが、オンラインで私の今までの人生を振り返って、次の世代のみなさんにお伝えしたいことをお話しさせていただいたり、他でなかなか観ることのできない映像で私の仕事を見ていただければと思います。
実際の草木染めは、私も信頼する原千絵さんが担当してくださいます。

暮らしの中の布作り

私の祖母は明治生まれ
母は大正で
私は昭和の時代に生まれました。
人の生き方には
時代性が影響するのかも知れないと考えます。
暮らしの中には何時も布作りがあって
それはすべて
植物からの恵みと
日々の祈りが繋がり
住まいの周辺には
有用植物が沢山あるのは当たり前の環境です。
その当たり前が
都市化によりすっかり無くなってしまいました。当たり前の暮らしを取り戻すためには
自然の役割を学ばねば人は生きていけません。
先の見えない今だからこそ
自然の恩恵を感じてほしいと思います。

                                               石垣昭子

  

原 千絵

  1993年大塚テキスタイルデザイン専門学校にて染織を学び、卒業後は同校で講師を務める。
1999年 絣の技術を学ぶため、沖縄の大城廣四郎織物工房に勤め、大城拓也氏と共に手織りのデニムなどを制作。2000年の沖縄サミット会場・ブセナテラスで使用された生地や首領関係者のシャツ生地
・琉球本藍デニム
を担当。2008年沖縄から生まれ故郷の岐阜
郡上に戻り、着物や帯他 様々な作品の制作を続ける。

◆草木染めの実際から全体のつながりを体感する
Earthmanshipの畑で育てた藍の生葉でどんな色が出るのかを体験したり、
石垣昭子さんが西表島から送ってくださるマングローブやフクギで草木染めに挑戦してみましょう。
また、東京→石垣島郡上と、色々な地域で続けてきた私の染めと織りの話などもさせていただければと思います。

    

大知早恵(ケアヌエヌエ)

エサレン研究所での学びから始まり、ハワイのロミロミ、解剖学、生体力学、整体、ダンス他、身体に関係あると見るやあらゆる分野に飛び込み研鑽を続けるボディワーカー。


◆身体を通して全体のつながりを体感する

大地に根ざす身体感覚や自然に沿った身体を知る時間を担当します。
参加するみなさんの声も集めながら、生活の中で無理のない身体の使い方や、その時に必要と思われるワークを紹介したいと思います。

  

岡田直子(NPO法人アースマンシップ)

生きる楽しさや、手間を惜しまず丁寧に生活する楽しさを伝えたいと思っている。手仕事、料理が大好きで、生活に関わる大切な技が代々引き継がれることを願い、そのための消費者の役割に注目している。


◆食や生活を通して全体のつながりを体感する

食事作りや掃除など、生活のための仕事が、実はいろいろな分野をつなぎ合わせる、とても大切な先生であることを一緒に体験したいと思います。
また、自然の流れに沿ったアースマンシップの畑(食べられる庭)の作業も行います。

  

西郷美炎子(馬頭琴奏者 / 美炎 miho)

幼少の頃よりバイオリンに親しむ。馬と自然と弦楽器が大好きな彼女は、その後馬頭琴と出会い、現在は様々なジャンルを超えた音楽の分野で活動している。

◆音楽と自然のつながりを体感する
馬頭琴の演奏を楽しんでいただきます。そしてこの楽器が奏でる音楽を通して、それぞれの中の世界がさらに広がっていくことを願っています。

     
                   photos by 三浦麻旅子

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※講師や講座内容は、その時に最もふさわしいものを提供するため増える場合も、変更となる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

集 合 *電車で来られる方・車で来られる方 共に

9月19日(土)13時40分  JR中央本線 日野春駅前 


=参考=
東京方面
【特急を利用する場合】
 新 宿 11:30 → 韮 崎 13:08(特急あずさ19号 松本行)
 韮 崎 13:26 → 日野春 13:38(中央本線 小淵沢行)

【特急を利用しない場合】
新 宿   9:51 → 高 尾 10:34 (中央線 高尾行)
高 尾 10:38 → 日野春 13:38 (中央本線 小淵沢行)

解 散 *電車で来られる方・車で来られる方 共に

9月22日(火/祝)15時30分  古民家 鷲の家

*お車でお越しの方はその場で解散となります。
 電車でお越しの方は日野春駅までお送りします。


=参考=
東京方面
【特急を利用する場合】
 日野春 15:51 → 甲 府 16:17(中央本線 塩山行)
 甲 府 16:31 → 新 宿 18:04(特急あずさ42号 新宿行)

【特急を利用しない場合】
   日野春 15:51 → 韮 崎 16:03(中央本線 塩山行)
 韮 崎 16:37 → 新 宿 18:55(ホリデー快速ビューやまなし号 新宿行)

★えきねっとの会員の方は2020/8/20~2021/3/31まで中央線のあずさとかいじが50%割引で利用できる「お先にトクだ値スペシャル(乗車券付き)」など、割引きチケットがある場合がありますので、チェックしてみてください。
https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_osakini_sp.html

対象と定員

高校卒業年齢以上の方  15名程度

*現在はキャンセル待ちの受付となっております。

参加費

一般 ¥45,000+ 草木染め材料費 ¥3,000

学生 ¥35,000+ 草木染め材料費 ¥3,000

<草木染め材料費について>
材料費というのは、染料と布にかかる実費です。
今回はストールやタオル等に使える布を染め、染めた作品はお持ち帰りいただきます。
染料のマングローブとフクギは西表島から送っていただきます。
布は発色のいいシルク素材で、石垣昭子さんが工房でワークショップの時に使っておられるものを送っていただきます。
シルクといってもいわゆるツルツル、つやつやしたものではなく、男女を問わず、ストールやタオルとして使っていただける風合いのものです。

材料費は現地でのお支払いとなります。
 

*学生割引は、Earthmanshipスタッフやサポーターの寄付による奨学基金を利用した割引です。
*参加費は授業料、期間中の生活にかかる費用、保険料を含みます。

*現地までの交通費は含まれません。
全体を学ぶ学校にかかる経費は、参加日数に関係なく固定されているものが多いことと、宿泊費はいただいておりません(参加者へのプレゼントです)ので、2泊3日でご参加の場合も参加費は同額となりますことを予めご了承ください。

◆知っておいていただきたいこと◆
設定されている参加費は、この4日間のプログラムを実現するために必要な経費全てをまかなえる金額ではありません。

参加費がこの金額に設定できているのは、これを準備するための労力の寄付(ボランティア・ワーク)や、施設の無償提供、支援者からのサポートなどによって実現しています。


本来 教育は国などの助成があって初めて成り立つ職種です。
それを個人、あるいは小さなNPOが実現するためには、多くのボランティア・スピリットと趣旨に賛同しサポートしてくださる方の支援が不可欠です。

この学校が多くの方の役に立つ場として在り続けるために、「全体を学ぶ学校」「NPO法人アースマンシップ 」はサポーターを求めています。
詳しくはこちらをご覧ください。

★サポーターのお申し込みはこちらから

お支払いについての特別措置

新型コロナウイルスの蔓延により緊急事態宣言が出され、予定通りの収入が得られない方々が多くおられることから、特別措置として、プログラム参加費の支払いについて以下の2つの方法からお選びいただくことができます。

🅰 一括払い 
参加費を一括でお支払いください。
緊急事態宣言が出た後も収入に変化のなかった方や、支払いが困難でない方はこちらをお選びください。

🅱 分割払い *無利息
緊急事態宣言が出たことにより予定通りの収入(学生のアルバイトも含む)が得られなくなり、一括支払いが困難な方はこちらをお選びください。
ただし、お申込みの際は、分割払いに関する記入項目すべてにご記入ください。

  申込金:¥5,000  
  残額最終支払い期限:2021年6月30日
  支払い回数:自由にお決めください。
  

申込締切

2020年9月12日(土) 

*現在はキャンセル待ちの受付となっております。


 

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