早春たき火塾2021 レポート& 参加者の感想

Earthmanship のフィールドに通じる日原街道は、2019年秋の台風で大きな被害を受け通行止となり、2020年は年始恒例の「早春たき火塾」が開催できませんでした。
そんなわけで2年ぶりとなった「早春たき火塾」。
大勢の方が希望と期待をもって参加してくださいました。

コロナによって縛られ、自由に身動きが取れなくなる中で、私たちEarthmanshipは、今こそ自然とつながる時間を積極的にもち、直感力を養い、周りの意見にただ従うのではない、自分の軸を持った生き方を見つけていきたいと願っています。
ですから「早春たき火塾」が再開できたことはとても嬉しいことでした。

今までで一二を争うほどの気温の低さでしたが、抜けるような青空の元で、火の暖かさと育てる心に包まれて過ごした、ほっとできる1日でした。

【お詫び】今回は定員を大幅に超える申し込みがあり大勢の方が参加できなかったこと、大変申し訳ありませんでした。

 

風の谷へ向かう林道に氷柱が光ります。

 

 

淳さんのたき火のレクチャーは、何度聞いてもその時々の発見があります。

  

 それぞれが自分の場所を見つけて、自分の火を育てます。

  

  

寧楽共働学舎の豚肉と無農薬野菜で作った豚汁も
自分で持ってきた焼き物も みんな美味しい!
お芋もいろんな種類が集まり…こちらは安納芋と紅あずま。

   

最後はみんなの火を集めてシェアリングも。
あれ? 何干してるの?

  

◆ 参加者の感想 ◆

最初から一人でたき火を育てるのは初めての体験でした。
「火に木をくべる時は赤ちゃんに食べさせるように」と聞き、母性が目覚めてしまいました(笑)
かなり過保護に木を食べさせ、揚げ物(燃料のスギ)をたくさん与えてしまい、早い段階で燃料の木が底をつき、火が不安定になってしまった時期があり、やはり人のように一方的に与え過ぎてもいけないのだな…と勉強になりました。元気よく燃えていると嬉しくなりますね。
自然と対話し、注意深く見つめることの奥深さを知りました。
周りの事物に愛を向けることの幸福感と、謙虚であることの心の静かさは、都会ではなかなか気づけない事でしたが、今回得た経験はどんな場所でも大切な事、かつ実践可能な事だと感じました。


初めて参加させていただきましたが、火という自然のエレメントが全てを繋げてくれるという不思議な安心感に包まれて、とても穏やかに、そしてたくましく時間を過ごすことができました。
最高の1年の初めとなりました。

1年の始まりのイベントたき火塾。
今年も参加させていただけたことに感謝します。
色々なご加護があってここに来られたのだと。
これだけ長い時間火と対話するのは1年でこの日だけ。
様々なことを考えながら火と対話させてもらいました。

昨年がなかったので、2年ぶりでしたが、この奥多摩に近づくにつれてなんだか元気になるのがわかりました。
久しぶりですし、とても楽しみにしてきました。
コロナ禍の鬱々とした気持ちと、日々に追われる中で、溜まっていくものをリセットしに行ける!と思って来ました。
実際、谷に来ただけでもなんだかうれしくなるし、火を育てると夢中になって、本当にいろんなことから解放される…というか無心に向き合えるなと思います。
久しぶりに一人で来て、火とマンツーマン。最初の時ほどの新鮮な真剣さ?はないですが、なんだかすごく自然で、火が身近というか、緊張せずに一緒にいられるような感覚で、近づいたなーと感じました。でもやたらとガンガン燃えたりして(乾燥のせいなのか)、新鮮さもありましたが。今回初めて川の音のする場所で火を育ててみて、それもとてもよかったです。
この貴重な機会と、美味しい豚汁も本当にありがとうございます。
来られて本当によかったです。

心が落ち着く良い時間を過ごさせていただきました。
自然の音(川の流れる音、鳥の鳴き声、風の音)を聴きながら火と向き合い、火の声を聴きながら火の成長を見守り、育て、力を借り、そして最後まで見守りました。
思うままに自分の火を育てられたことに感謝します。
一年の始まりの良い儀式を終えたような気持ちでした。

無心で火を見つめることができた。楽しかった。
地球とつながりが持てたように感じた。
たき火の火はとても暖かく、体を暖めてくれた。

初めてのたき火育て体験でした。
1本のマッチから、木々、枯れ葉、枝を集め、もやし…
とても楽しく、時間が過ぎるのがあっという間でした。
途中何度か「火が消えてしまう?」と心配になりましたが、しばらくするとまた勢いよく燃えてくれて、何だか子どもを育てているような感じでした(私は子育ての経験はありませんが)。
途中何度か“気づき”が自分の中より湧き出てきました。
これからも自然の中で過ごす時間、体験をたくさんしていきたいです。

ずっと来たかったEarthmanshipのプログラムにやっと来られてとても嬉しいです。1日ありがとうございました。
最初に目を閉じて、呼吸をして、奥多摩の土地を感じてから林道に入ったので、五感を開いて、音やにおい、肌の感覚、色々な感性で楽しむことができました。
たき火は火のつけ方を教えてくれるだけでなくて、人間にとっての火の意味や、火をつける心構え、火の育て方も教えてくれて、木を集めてくるところから、ひとつひとつのプロセスをゆっくり味わえて、特別な時間でした。
自然を感じながら、ひとりにもなれて、人にも繋がれる、とても豊かな体験をさせていただきました。
岡田さんご夫妻、スタッフの皆さんの温かさにも感謝です。

今日参加できることになって本当によかったです。
淳さんのお話は心が整い、直さんの豚汁は美味しく、たき火の火の色は2年ぶり。驚くほど鮮やかで、何日もこの前に居たいと思いました。
寒い1月にここに来られることがとてもありがたいと感謝しています。
う〜ん、名残惜しいです。

ただ火のことだけを想って枝を拾い、枝を組み立てて、火だけを見ている無心の時間。暑さ、風、上昇、水の変化が自分の内側と重なってきて面白い。灰の美しさに見とれる。
あったかいご飯を食べたら、歌いたくなった。
シンプルな営みの中に歌があったことを思い出したのはギフト。
風の谷の特別な時間だったなぁ…。

改めて「たき火の難しさ」を感じました。
あまり手をかけないでたき火を育てようとしたんですが…全然燃えなくて、成長してくれず…離れると燃えだす始末…。
ちゃんと子育てしないといけないなと思いました。
今日すごく時間が経つのが早く感じました。

火起こしについて “人類”レベルの生きるためのものとして教えてくださって、そのおかげで、火に向かい合う姿勢がいつもと変わった気がします。

お天気にも恵まれ、のびのび自然な時間が過ごせました。
川苔谷はいつも来るとスッキリするなと感じます。静かでスッとした冬姿を見られて、より好きになりました。
「自分の火を育てる」という意識でたき火をしていると、火が本当に私のように思えてきて面白かったです。
ワッと燃えやすい柔らかい部分を守るように、太く硬い枝をくべ、全体がちょうどよく燃えるように、上へ炎が向くように、絶えず調整していく作業。人生&社会!ですね。案外すぐ火は小さくなったり、風で形が変わったりするので、「火は生きている」という意味がよくわかりました。

火を生き物であると見ることによって、「火を燃やそう」とするのではなく、「どうしたら火にとって気持ちいい空間、燃えたくなるような空間になるかな?」と考えながら火のお世話をすることができました。
火に限らず、他の色々なものに対しても、これからはそうした視点を投げかけられたら、とっても豊かで優しい気持ちになるだろうなぁと思いました。新年早々とても幸せな時間を過ごさせていただきありがとうございました。ひたすら炎の世話をし、見つめる、本当に贅沢な時間でした。

風の谷でのたき火で新年を迎えることができて幸せです。
この不自然な世の中で、自然に根ざしたベースラインを忘れることのないよう過ごしていけたらと思います。

世の中こんなになっているこの時期に、無事開催、そして来ることができて本当によかったです。
寒さが苦手で恐れのあまりカイロや何やらで武装してしまうことが多いけれど、まず体を動かすこと、そしてたき火で十分自分を守ることができると体感できたことが大きかったです。
自然の中で、人と共に静かな時間を過ごすとても贅沢でもあり、普通でもあり、でも私の日々の生活ではなかなかできない貴重な時間。こうやって2021年を始めることができて、とても恵まれているなぁとしみじみ思いました。

今年はたき火で一年が始められてよかったというのが一番の感想です。
コロナで仕事も在宅ワークに切り替わり、通勤の満員電車から逃れられ人間らしい生活、「お天気を見て洗濯物を干したり、自分で作ったランチを食べたり…」ができていますが、外出する機会が減り、自然の中で過ごす時間も作れていなかったので、いつも以上にありがたいと感じました。

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