風の谷のキャンプ 2008 report

ーアウェアネス・気づきの世界へのイントロダクションー

美しい源流の森と渓谷で
先住民の知恵と出会い
心とからだが 大自然とつながる
深いリラックスから生まれる シャープでクリアーな察知力

そんな新しい世界を体験する2日間

2008年10月11日(土)〜12日(日)  奥多摩にて

青い空と明るい日差しに恵まれた2日間でした。

1日目は山の鳥や虫の声につつまれながら、秋の渓谷を歩き、山や森の空気を肌で感じながら青空教室でアウェアネスのレクチャー。これは人間が本来もつ野生の察知力、生命溢れる大自然とつながる意識の持ち方と身体技術、そして目に見えない重要な事柄を瞬時にして感じとる力を目覚めさせるワークショップです。
静まり返った源流の渓谷にシカの声が響きました。

現代社会で忘れられた古来からの知恵やさまざまな体験談を聞くうちに、西の空に浮かぶ雲が赤く染まっていました。

夜は明るい月が谷間の森を照らし、たき火を囲みながら熱々の夕ご飯。夜遅くまでコオロギの合唱がにぎやかでした。

2日目は熱いみそ汁や魚をたき火で焼いていただき、体を温めた後、リラックス・メディテーション。誰も来ない山中で深い意識レベルに入り、リラックスしながらも感覚をシャープにもつ体験を共有しました。
引き続き行われたデイソロでは、それぞれ学んだ技術を生かし、自分の時間を持ちました。今までにはなかった体験をした人が多かったようです。
気持ちのよい空と森、そして滔々と流れる渓流を眺めていると、身も心も洗い流されている気持ちになれました。
すばらしい2日間に感謝し、山を下りました。


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参加者の感想より

ワイドアングルヴィジョンというものは知っているつもりだったが、初めて本格的に学び、単なる目の使い方ではないことを知った。とても大事な技術であり、意識の持ち方なのでこれから活用していきたい。


水面の下を素早く動く魚が見え始め、間近にいる虫と遠くに落ちる木の葉が同時に見え始めた。視野が確実に変わってきているのを感じた。


山中でメディテーションに入ると、自分の中で知りたかった答えが一瞬にして返ってきた。


ソロでひとり山の中にいる時、風が吹いて木々の落ち葉がいっせいに舞い降りてきた。心に残る美しい時間だった。


日常では考えも及ばないところまで入ってゆく貴重な体験だった。自分の実の置き方や意識の持ち方を深い段階で学べてとてもうれしい。


気功で学んだ動的瞑想の状態と共通なものを感じた。
太陽の光、月の輝き、コケや木々の緑や紅葉を味わう事ができ、食べものへの感謝の気持ちが大きくなった。