Earthmanship恒例の「早春たき火塾」。
参加されたひとりの女性が育てた たき火 が白い灰となり、いよいよその命を終えようとしていた時のことです。
もう火種は全く見えないのに、美しく白いその灰に手をかざすと、そこからは力強い暖かさが放たれていました。
その時私が思い出したのは、14年前に亡くなった父のこと。
父の命がもう残りわずかと宣告され、みんなで固唾をのんで見守っていた時に私が教えられたのは 命のしぶとさでした。
人間がデータから もうその命は残りわずかと判断しても それはなかなか終わらず、心臓はしっかりと鼓動を刻み続けたのです。
何時間も何時間も。
その時間は私にとって かけがえのないものとなり、今も宝物のように心の中に生き続けています。
命はしぶとい
いい意味で そのしぶとさに応える生き方をしたいと あらためて思った年の初めでした。