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カヌーによる河川環境リサーチプログラム
RIVER RESEARCH PROGRAM
山から海までカヌーで下り、川岸でキャンプをしながら、環境調査・安全と救助・自然観察などを行うプログラムを過去に20回近く行ってきました。これは大地、海そして空へと循環する地球の水のつながりを肌で体験し、川を下りながら観察・調査することにより、自然と人間のあるべき姿を考えることを目的としています。これだけ川にどっぷりつかり、川と向き合う体験というのは、まずないかもしれません。
今回は那珂川において、5月27日から3泊4日で、河川の計画と設計を専門にしている会社の社員研修として実施しました。参加者は15名。ふだん建設省の河川計画を実際に行っている専門コンサルトが、河川工学の立場からだけでなく、真に人と生き物を含む自然を考え、将来の河川計画に活かすことを目的とした研修です。
那珂川は関東の四万十川と呼ばれるダムのほとんどない清流で、今も天然のサケが遡上する日本最南限の川で、栃木県那須から茨城県水戸を通り太平洋へ流れ込んでいる川です。しかし昨年はテレビや新聞で報道されたように洪水等、大きな水害がらおこり、多数の護岸工事が実施されつつあります。建設省は近年河川の重要要素として治水や利水だけでなく、「環境」を加えましたが、本格的な取り組みは全くこれからです。

このプログラムの概要を紹介すると・・・。
- <研修の内容>
- (1)カナディアン・カヌーの操作技術を学ぶ
- (2)川の安全確保訓練(流れの読み方・川の渡り方・リバーレスキュー・他)を行う
- (3)環境調査(河川形態・水質・生物)を上流から下流まで定期的に行う
- (4)キャンプの基本技術と環境を考えたローインパクトキャンプの心得を学ぶ
- (5)川を中心に自然と人間の関係を考えるディスカッション
- (6)参加者による調査データと研修レポートのまとめ
- ※全行程を陸上伴走車がバックアップ・サポートします。
- <結果報告>
今回の参加者はふだん仕事で川に関わっている人たちでしたが、想像以上に多くの驚きと発見があったという率直な感想が寄せられました。
- ・カヌーを使うことにより、業務では見られない川の中からの視点で、点でなく線としての川を
体験できた。
- ・理論や計算上の流水量や水圧と、生身の自分が体験した物凄い水の力の違いに戸惑った。
- ・川は多くの生き物のいる場所であることを感じた。
- ・業務では休日に川に出てきて遊ぶ人々が見られないが、こんなに多くの人が川を楽しみに来ていることを再発見し、認識不足であったことがわかった。
- ・自分たちだけでは絶対に体験できないことをさせてもらった。 今後、更に川のあり方等について深い話し合いができればと思います。
このようなプログラムを河川や水環境に関わるひとたち、そして一般の人々により多くの体験してもらえたらと願っています。
※COYOTE VOICEの各講座に関心をおもちの方、参加希望の団体、企業、個人の方は、アースマンシップ®自然環境教育センターまで、気軽にお問い合わせください。(TEL/FAX 0422−20−8393)
info@earthmanship.com
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